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【感想】『仮面ライダージオウ EP14』: それぞれの歴史が輝いて (ジオウのりゅうずを回す)

ジオウのりゅうずを回す


当ブログでは、『ジオウのりゅうずを回す』と題するシリーズで、『仮面ライダージオウ』の感想や考察を毎週書いています。
この記事では、2018年12月9日に放送された仮面ライダージオウ EP14『GO!GO!ゴースト2015』、及び東映特撮ファンクラブで配信されている仮面ライダージオウ 補完計画 14.5話『ピンクの悪魔』について書いていきたいと思います。
お付き合いお願いします。

タケルとユーレイ

アナザーゴーストに魂を奪われてしまったソウゴは、ユーレイになってしまう。
ユーレイになったソウゴは食欲がなくなるようだが、改変後 (アナザーゴースト活動時の、『仮面ライダーゴースト』の歴史が消えた偽史) の歴史のタケルはその現象に共感する。


これまでの『仮面ライダージオウ』の放送を観ていると、アナザーライダーが誕生してからの偽史では、そのシリーズのライダーと敵が消滅するようだ。
同様に考えると、アナザーゴーストの誕生の影響で、改変後の歴史には眼魔もいないはずだ。
なので、18歳の誕生日に眼魔に襲われて命を落としたタケルは、改変後の歴史では生きているはずだ。
しかし、ユーレイになったソウゴに共感していることを考えると、改変後の歴史でもソウゴは何らかの理由でゴーストになってしまったのだろうか
改変後の歴史にもアカリ特製の不知火があることを鑑みると、タケルがゴーストになったと推察することができる。

三人のゴースト

ゴーストアーマーに変身したゲイツは、アナザーゴーストとディケイド ゴーストフォームを相手に戦う。


ディケイドが言った通り、これは「なかなか粋な計らい」で、レジェンドライダーを登場させる記念作であるからこそ描ける非常に印象深いシーンになったと感じる。
特に各ゴーストがパーカーゴーストを召喚する場面なんかは、訳が分からない状態になっていて興奮した。
皮肉なことに三人も登場するゴーストの中にホンモノのゴーストは一人もいないこのシーンは、今作の「ホンモノvsニセモノ」の構図をうまいこと利用していて非常に面白い


しかし、『仮面ライダージオウ 補完計画』2.5話で提示された三つのルールに従って考えると、同じライダーの力は同じ時間に共存できない。
それでも今回のように三人のゴーストが並び立つことができたのは、ゲイツが2068年からゴーストライドウォッチを持ってきたのと、ディケイドの登場があったからこそだ。
そう考えると、今回のような演出はこれまでなかったのは当然で、だからこそ特別感があるシーンだったのだろう。

門矢士の気まぐれ

門矢士は、ゲイツが所持していたゴーストライドウォッチをブランクライドウォッチに戻す。
それと引き換えに、士はゲイツにディケイドライドウォッチを渡す。


士にライドウォッチをブランクに戻すような能力があること自体不思議だが、本来タイムマジーンで飛ぶはずの過去にオーロラカーテンを使って移動できるあたり、割と何でもありなキャラなのでそこまで驚きはない。
2018年には、ゲイツが2068年から持ってきたゴーストライドウォッチと、タケルが持っているゴーストライドウォッチの二つが存在する。
同じ時間に同じライドウォッチが二つ存在するというパラドックスを解消するために、士は敢えてゲイツのライドウォッチをブランクにしたのだろうか?
士の行動の裏には色々な目的がありそうなので、これから先の展開に更に興味がわいてきた。


ゲイツにディケイドライドウォッチを渡すという、敵に塩を送るような行為は、士の気まぐれな性格を我々が知っているからこそ納得がいく。
一応立派な主人公ライダーなのでいつかはソウゴ側につくことが予測されるが、士がいつもの気まぐれで突然タイムジャッカー側からソウゴ側に寝返っても全く不自然に思われないのが、門矢士という人物の作劇上非常に都合のいい点なのかもしれない。

過去改変による命の救済

ソウゴはタケルを連れて2015年に行き、マキムラが巻き込まれた不慮の事故を阻止する。


この行為は、ソウゴがEP06で明らかにしていた、亡くなった人を過去改変によって蘇らせることに対する否定的なスタンスに矛盾している。
マキムラが巻き込まれた事故はタイムジャッカーの介入にかかわらず起こる運命のものだったので、今回のソウゴとタケルの行為は、EP05とEP06における佐久間 (アナザーフォーゼ・ファイズ) が行なっていたこととあまり変わらないのではないだろうか。
(勿論、佐久間の死者蘇生には犠牲が必要だったが、今回はあくまでも「過去改変によって死者蘇生を行うことの是非」についての議論だ。)
EP13の「ジオウのりゅうずを回す」でも述べた通り、EP13とEP14は、ソウゴやゲイツの過去改変による死者蘇生に関するスタンスを改めるための絶好のチャンスだと思っていただけに、その矛盾に劇中の誰一人と気付いているそぶりを見せていなかったのが残念だ。


一方で、この矛盾にソウゴ自身が気づいているのかどうかは分からないが、その時々でソウゴが「正しい」と直感的に思っていることをそのまま実行に移しているようにも捉えることができる
そう考えると、これはソウゴの独裁的な一面の兆しと見なすこともできる。
判断基準に矛盾をはらんでいるのにもかかわらず、ソウゴの直感一つで誰が生きて誰が亡くなるかが決まるのであれば、今後非常に恐ろしいことが起こるのではないだろう。

タイムマジーン

仮面ライダージオウ DXタイムマジーン&オーズライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXタイムマジーン&オーズライドウォッチ

ジオウとゲイツは、ウールとオーラを相手にタイムマジーンで戦いを繰り広げる。


今回のタイムマジーン戦は割と見応えがあってよかった。
ゲンムにモードチェンジしたタイムマジーンがコンティニュー土管を使って戦う演出なんかは、ゲンムアーマーでは見られなかった戦い方だったので新鮮に思えた。
また、クローズライドウォッチなどのアーマー未登場のライドウォッチもタイムマジーンで使われることで、作中に登場した意義ができるのは嬉しいことだ。
製作事情には詳しくはないが、タイムマジーンはCGだからこそこれほど多種多様なモードチェンジが可能なのだろう。
全てのライドウォッチのアーマーを製作するのは困難であることは分かり切っているので、代わりにタイムマジーンのモードチェンジを用いて色々な戦いを見せてほしい。

ジオウ ディケイドアーマー

仮面ライダージオウ RKFライドアーマーシリーズ ディケイドアーマー

仮面ライダージオウ RKFライドアーマーシリーズ ディケイドアーマー

ソウゴは、ゲイツに渡されたディケイドライドウォッチを用いて、ジオウ ディケイドアーマーに変身する。


ディケイドライドウォッチは、クウガ~ビルドの主人公ライダーの中で唯一公開されていなかったライドウォッチだったので、私は個人的に結構期待していた。
そして登場したディケイドライドウォッチは通常のライドウォッチとは異なり、ディケイドライドウォッチに更にライドウォッチを更に装填できる仕様になっている。
ジオウと同じく記念作品なので優遇されるのはごく自然なことだと感じたし、レジェンドライダーの力を用いて戦うライダーのウォッチとしては非常に合理的な仕様になっていると感じた。


そんなディケイドアーマーの顔は、どこかガンバライダーを彷彿とさせるようなデザインになっているが、そこは意図的な部分なのかが気になる。
また、アーマーのデザイン自体は、ディケイドのバーコードモチーフと、ジオウの文字モチーフを上手いこと融合させていて個人的には結構好きだ。
ファイナルフォームタイムするときにアーマー部分にフォーム名が表示されるように変わるのも、従来のアーマーチェンジの際に複眼の文字が変わるのとは違って良い。


そして、その「ファイナルフォームタイム」で各ライダーの中間フォームに変身できるという仕組みも非常に面白い。
(「ファイナルフォームタイム」するフォームが各ライダーの最終フォームでないことはツッコミどころではあるが。)
頭部以外はそのライダーの中間フォームのスーツをそのまま使って、ディケイドアーマーの顔と文字だけをそのライダー仕様に変えたデザインは、新アーマーをいちいち作る負担を軽くしている非常に賢いデザインだと感じた。
ちなみに、カブトのように中間フォームがないライダーにファイナルフォームタイムしたらどうなるのかが気になる。


ディケイドアーマーの武器であるヘイセイバーにドハマりしてしまいそうだ。

仮面ライダージオウ 超針回転剣DXライドヘイセイバー

仮面ライダージオウ 超針回転剣DXライドヘイセイバー

仮面ライダージオウ 超針回転剣DXライドヘイセイバー

「平成」と「セイバー」をかけるというネーミングセンスがとにかく抜群だ。
次の元号の名前が何になるかは分からないが、意地でも最終フォームあたりの武器の名前に使ってほしい。
また、「ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!」って掛け声なんかは玩具担当の方々が泥酔状態で考えたとしか思えないくらいぶっ飛んでいるが、なかなか癖になって頭から離れない。
おのれディケイド。

補完計画 14.5話

マゼンタネタや、「おのれディケイドぉぉぉ!」が久しぶりに聞けて嬉しかった。
ウォズがかなり役を楽しんでいるようで、その謎のテンションに終始笑ってしまった。




仮面ライダージオウ DXディケイドライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXディケイドライドウォッチ



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