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【感想】『仮面ライダージオウ EP12』: 細切れにしてやるぜ! (ジオウのりゅうずを回す)

ジオウのりゅうずを回す


当ブログでは、『ジオウのりゅうずを回す』と題するシリーズで、『仮面ライダージオウ』の感想や考察を毎週書いています。
この記事では、2018年11月25日に放送された仮面ライダージオウ EP12『オレ×オレのステージ 2013』、及び東映特撮ファンクラブで配信されている仮面ライダージオウ 補完計画 12.5話『インタビュー・ウィズ・未来人』について書いていきたいと思います。
お付き合いお願いします。

過去への干渉の是非

2018年11月21日の常盤ソウゴが、11月18日に行って過去に干渉しようとしていることが判明した。
その行為がタイムジャッカーとは変わらないこと、そして、それが取り返しのつかない結果をもたらすかもしれないことを、ウォズとツクヨミが指摘する。


ウォズは正史通りにソウゴが魔王になるように導こうとしているため、ウォズ視点でソウゴの今回の行為にキレる理由は分かる。
しかし、やはりツクヨミとゲイツには果たしてソウゴにキレる資格があるのかが分からない。
EP11でもゲイツが「オーマジオウの誕生阻止は過去干渉であり、タイムジャッカーたちの行為と何ら変わらないこと」を指摘された際に言い返せなかったことから察するに、自分たちの行動が過去干渉にあたると思っていないのだろうか。
もちろん、大勢の人たちを救うために動いている、という動機がツクヨミたちにはある一方で、「3日前に戻ってちょっとやり直してくるわ」的な感覚で過去に干渉しようとしているソウゴに過去に干渉する正当な理由が見当たらないことが原因なのかもしれない
やはりこの辺に関するソウゴ・ゲイツ・ツクヨミ・ウォズの考えをもう少し聞いてみたい。

ウォズの裏切り

ゲイツがソウゴにとって必要な存在であるという記述が「逢魔降臨歴」にはない、と言い張るウォズは、ゲイツを救うために動くソウゴに反対する。
そして、ソウゴに「正しき道」を歩んでもらうために、タイムジャッカーに味方をして、ソウゴの計画をスウォルツに漏らす。


これまでのウォズは、かなり忠実なソウゴの家臣のように振舞っていたのは、オーマジオウの誕生へと導きたいという思いがあったからだ。
なので、オーマジオウから遠ざかっている今のソウゴに不満を抱き、「矯正」したい気持ちが芽生えるのも当然なのかもしれない。
よって、今回のウォズの行動には割と納得がいったし、「ソウゴをオーマジオウの誕生へと導く」という目的が一貫していることには好感が持てた。


というか、そもそもウォズとは一体何者なのかがまだ判明していないのが気になる。
オーマジオウの家臣のような存在かと勝手に思い込んでいたが、よくよく考えるとそれを裏付ける証拠がほぼほぼない。
もしかすると、ウォズはオーマジオウのただの熱狂的なファンである可能性すらある。
ウォズがソウゴの言動に落胆したら、最悪自分自身が魔王になろうとするのではないだろうか。

オレンジと紘太

「3日後のソウゴ」に指示された場所に行った「今のソウゴ」は、フルーツパーラーで働く葛葉紘太に出会う。
そして、紘太が所持していた鎧武ライドウォッチと、コダマスイカアームズを継承する。


アナザー鎧武誕生後により『仮面ライダー鎧武』本編での出来事がなかったことになったため、紘太はただの爽やかなお兄さんになってしまったようだ。
ユグドラシルやヘルヘイムの森との出会いは、紘太が「大人になる」過程にとってはかなり影響のあることだった
よって、それらの出来事を経験していない今の紘太が、笑顔でただ鎧武ライドウォッチを渡すだけの存在になってしまったのは少し寂しい気がする。
だが、正史では味わっていた重責を知らない、陽気で元気そうな紘太を見られたのも結構嬉しい。
このように、改変されたレジェンドがどのような人生を歩んできたのかを想像し始めると割と複雑な気分になってしまうが、それも今作の良さなのではないかと思えるようになってきた。


ところで、アナザー鎧武が誕生した影響で紘太が鎧武の力を失ってしまうシーンでは、完全に新規映像が使われていたことが気になった。
ロケ地等の都合で、変身解除を再現できるようなシーンを『仮面ライダー鎧武』のライブラリ映像から見つけ出すことができなかったのだろうか。
そのようなメタ的な「オトナの事情」が割と見え隠れするのも今作の大きな特徴かもしれない。

ゲイツの帰還

「3日後のソウゴ」の計画は、ゲイツの元へ鎧武ライドウォッチを送ることで、ゲイツが自力で戻ってくるきっかけを作ることだった。
一方で、駆紋戒斗は、そんなゲイツを空間のひびに案内し、運命を変える覚悟があればそこを通って帰れるかもしれない、と伝える。
その影響で、ゲイツは「ソウゴが魔王になることを止める」と決意し、森からの脱出に成功する。


ゲイツは結構ツンツンしてしまう性格なので、ソウゴがただ「戻ってきて」と言うだけでは恐らく帰ってこないだろう。
なので、ソウゴが「戦いに必要なライドウォッチを持って帰ってくる」という「ゲイツが帰還する理由」を作ったのが非常に上手いと感じた。
そういう意味でも、自分の目的を達成するために周りを自分の意のままに動かすことができるソウゴの性格を、今回のゲイツ救出でも発揮できていたのは良かった
一方で、ゲイツの強さを信じているため、ゲイツの救出を直接的には手助けしていないところに、ソウゴの成長を感じた。


そのようなゲイツがソウゴを倒す決意をする手助けをした戒斗は、紘太とは違って「核」となる部分が『仮面ライダー鎧武』本編とはあまり変わらない印象だ
戒斗が「弱肉強食」を信念としていたのは『仮面ライダー鎧武』での出来事以前の話で、そこから彼の信念はほとんど変わることはなかった。
だからこそ、別に『仮面ライダー鎧武』の出来事がなかったことになっても、その「核」となる部分は変わらないし、我々に馴染みのある「駆紋戒斗」の人物像は健在だった。
そんな戒斗が、「強さ」に対する拘りを同じ2号ライダーの後輩であるゲイツに提示してくれたのは、『仮面ライダー鎧武』のファンとしては嬉しかった。


ところで、今回の戒斗はライドウォッチの継承に携わっていなかったので、『仮面ライダージオウ』で初めて戒斗を知る人にとってはただの偉そうなお兄さんに写っていたのかもしれない。
当時『仮面ライダー鎧武』という作品で駆紋戒斗の生き様を見ていたからこそ、今回の戒斗の言葉には説得力があった。
そう考えると、やはり今作のレジェンドの登場の仕方というのはかなりファンサービス的側面が強いことを改めて認識した。

鎧武アーマー×鎧武アーマー

「今のソウゴ」と「3日後のソウゴ」は、2018年と2013年でそれぞれ鎧武アーマーに変身して戦う。


画面を分割して、同時に鎧武アーマー二人が戦う画はかなり斬新だったのでかなり楽しめた。
このような独自の演出を毎度してくれるのはさすが上堀内監督だ。


一方で、今回、2018年と2013年それぞれで鎧武アーマーが戦う必要があったのかが少し疑問だ。
というのも、これまでのロジックで行くと、2013年でアナザー鎧武を倒してしまえばそれ以後の歴史からはアナザー鎧武が消えるからだ。
凝った演出のバトルシーンが見られたのは嬉しいが、その必要性を考えてしまった。

「始まりの男」の消滅

自分だけではなく、仲間も信じてこその「王」である、と言い残し、「始まりの男」は消滅する。


あの神様の「始まりの男」ですら歴史改変の影響を免れることができなかったのだと考えるとかなり残念だ。
ということは、アナザー鎧武を倒したEP11でも既に「始まりの男」は消滅するべきだった。
EP11冒頭の「始まりの男」は、自身が消滅するまでのタイムラグを利用してソウゴにアプローチしたのだと考えればいいのだろうか。


一方で、今回の「始まりの男」の誘導によって、「逢魔降臨歴」にゲイツに関する記載が加わることになったのだから、『仮面ライダージオウ』の物語にとって彼の功績は大きいとも言えるだろう
そう考えると、今後の展開にとってEP11とEP12での出来事はどのような影響をもたらすかが気になるところだ。

補完計画 12.5話

スウォルツのキャラが崩壊しすぎていて腹筋崩壊。




仮面ライダージオウ DX鎧武ライドウォッチ 単品

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