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【感想】『仮面ライダージオウ EP02』: よく分からない式 (ジオウのりゅうずを回す)

ジオウのりゅうずを回す


当ブログでは、『ジオウのりゅうずを回す』と題するシリーズで、『仮面ライダージオウ』の感想や考察を毎週書いています。
この記事では、2018年9月9日に放送された仮面ライダージオウ EP02『ベスマッチ2017』、及び東映特撮ファンクラブで配信されている仮面ライダージオウ 補完計画 2.5話『世界のルール』について書いていきたいと思います。
お付き合いお願いします。

ゲイツ ゴーストアーマー

ゲイツは、ゴーストライドウォッチを使い、仮面ライダーゲイツ ゴーストアーマーに変身。
その力で、ゲイツはジオウに戦いを挑む。


ゴーストアーマーは、ゲイツの赤いアンダースーツと相性が良くて、かなり見栄えが良い。
ワイヤーアクションで浮遊していたオリジナルのゴーストとは異なり、空中を浮遊するゴーストアーマーがCGだったのは少し残念だ。
とはいえ、空中浮遊やパーカーを駆使した戦いは、ゴーストを彷彿とさせてかなりカッコよかった
パーカーゴーストの召喚はゴーストのオレ魂にはなかった能力だが、各アーマーの能力はオリジナルのライダーとは少し変わっているのだろうか?


どうやらゲイツは既にレジェンドライダーのライドウォッチも持っているようだが、どのような経緯で手に入れえたのかが知りたい。
今回の放送でビルドからライダーの力が「継承」されたように、ゴーストの力も既にゲイツによって継承されたのだろうか?


あと、メタ的な話にはなるが、ゴーストライドウォッチが既に本編に登場しているということは、今後ゴースト編はないのだろうか?
今回、ビルドのライドウォッチを継承したことで、ビルドは仮面ライダーであった頃の記憶をなくしてしまったようだが、仮にゴースト編が今後あるのであれば、もしかしたらタケルはゴーストであった頃の記憶を持たないのかもしれない。
天空寺タケルのキャラクターは凄い好きなので、変身能力を失っていても是非『仮面ライダージオウ』に出演してほしい。

予言者ウォズ

ソウゴにつきまとう予言者ウォズの話によると、どうやらウォズはソウゴの「協力者」であり、正しい歴史を守ろうとしているようだ。

ウォズ「この本によれば… 君はこの先、時の王者に即位するため、覇道を歩む。しかし、タイムジャッカーという者たちが君の即位を邪魔し、新たな王を擁立しようとしている。」
ソウゴ「みんなで歴史を変えようとしているの?」
ウォズ「そう。正しい歴史を守ろうとしているのは私だけだ。君が無事、魔王への道を辿れるよう、私が尽力する。」


ここで気になったのは、ウォズ視点ではソウゴが王様になることが「正しい歴史」である、という点だ。
そう考えると、タイムジャッカーは、新しい王を擁立することで「(ウォズ視点での) 正しい歴史」の進行を阻害しようとしている。
同じく、ゲイツやツクヨミも、ソウゴがオーマジオウになることを阻止することで「(ウォズ視点での) 正しい歴史」の進行を阻害しようとしている。
タイムジャッカーとゲイツたちの手段は異なれど、ソウゴがオーマジオウになると都合が悪い、というのは両陣営の共通見解のようなのぇ、いつか協力関係を築いてしまうかもしれない。


また、たしかに、ゲイツやツクヨミは2068年で魔王が君臨しないように、2018年のソウゴが歩む道を正そうとしているが、過去の改変が果たして手段としては正しいのかが、まだ触れられていない。
「過去を改変することの是非」についても、今作はこれから積極的に触れていくのだろうか。

仮面ライダービルド = アナザービルド

ジオウが倒したのにもかかわらず、アナザービルドは復活してしまった。
そして、タイムジャッカーが歴史を変えたことにより、アナザービルドが事実上、仮面ライダービルドになってしまった。


アナザーライダーがオリジナルの仮面ライダーを置き換える、という設定は非常に面白い。
オリジナルのビルドのように、ベストマッチを駆使して戦う様子もなかなか斬新だ。
「水泳選手」「弓道」がベストマッチである理由がよく分からないが、一応ビルドの海賊レッシャーフォームのオマージュなのだろうか。
それにしても、ベストマッチや、ラビット・タンクの脚部を活用していた辺り、アナザービルドがビルドアーマーよりも「ビルドらしい」のは皮肉なことだ


アナザービルドが「ベストマーッチ!」と叫びながら唐突にクローズに抱き着いていたが、アナザーライダーは理性を喪失している状態にあるのだろうか。
ウールと契約する前のバスケットボール選手とはキャラがあまりにも違いすぎて、少し戸惑ってしまった。
また、ただ生き延びたかっただけなのであれば、アナザービルドがスポーツ選手を襲ってベストマッチを探す必要性を感じないので、その辺の違和感もある。
今後アナザーライダーがどのように描かれていくかが楽しみだ。

ライドウォッチの継承

2018年の桐生戦兎と万丈龍我は、ビルドやクローズであった頃の記憶を失くしたようだ。
代わりに、桐生戦兎は葛城巧を名乗り、巧と龍我の二人はなぜかツナ義ーズのファンになっている。
しかし、ゲイツがアナザービルドを倒すと、戦兎と龍我の記憶が一時的に戻り、ソウゴにライドウォッチを譲渡する。


ツナ義ーズファンの巧と龍我が、予想以上に典型的なオタクキャラになっていて笑ってしまった。
歴史改変の影響を受けてしまったことを上手く表現したキャラ設定になっていて、個人的には結構好きだ。
これからも歴史改変の影響を受けたレジェンドの姿が見られると思うと、色々と妄想ができて楽しみになってきた。


そして、戦兎が記憶を取り戻した際に、凄い状況を飲み込むのがはやかった。
あの瞬間、ソウゴに即座にライドウォッチを渡して、「過去の俺によろしく」とヒントをあげることができたのは、頭脳明晰な「天才物理学者」だからだろう。
このような描写は、もう少し『仮面ライダービルド』本編でも観たかった。

自分で動かす時間

タイムマジーンで2017年に移動したソウゴは、タイムジャッカーのウールに出会う。
ウールは、アナザービルドを生み出した行為を正当化しようとする。

ウール「あの男はさ、本当の歴史では事故に遭って選手としての道が絶たれるんだ!本来、彼の時間はここで止まる。その止まった時間を、僕が動かしてやったというわけさ!」
ソウゴ「動かしてないよ。時計の針だったら、止めたり、動かしたりできる。巻き戻すことだってできる。でも、人の人生は違う。自分が歩む未来は、自分で選ぶしかないんだ。自分で動かさない時間は、動かないんだよ!


ソウゴは、EP01の順一郎の言葉を引用して、自分の意志で人生における重要な決断を下す必要がある、と主張している
しかし、少なくとも今回アナザービルドになったバスケットボール選手は自らの意志でウールと契約しているので、バスケットボール選手も (ウールの協力を得てはいるものの) 自分で時間を動かしたことになる。
(アナザービルドが生まれた経緯をソウゴは見ていないので、ソウゴの中では、バスケットボール選手はウールに強制的にアナザーライダーにされた、という認識なのかもしれないが。)
そう考えると、ウールに対する反論としては大分的外れな気がする。
「時計の針」を絡めていい感じのことを言いたいのは分かるが、結局ソウゴが何を主張したいのか分からなかった。

ジオウ ビルドアーマー

ジオウは、ビルドライドウォッチを利用し、仮面ライダージオウ ビルドアーマーに変身。


ゲイツがゴーストアーマーで変身する際は、アーマーがゲイツの後ろに出現して、それをゲイツが装着した。
しかし、ジオウのビルドアーマーは、アーマーがジオウの前に出現して、それをジオウが装着した。
(因みに『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』における先行登場では、ジオウは装着前にビルドアーマーを蹴っていた。)
これらの違いが何かを意味するのかは気になるところだ。
流石に無理のある解釈かもしれないが、ゲイツの方がレジェンドライダーの後押しを受けていて、ジオウはレジェンドライダーの意に反して装着している、と考えることもできる。


また、本来は数式が登場するはずの場面で、空中に「よく分からない式」「難しい数式」などが登場したのは割と笑えた。
ソウゴの勉強が苦手な性格を反映していることはもちろんだが、ビルドアーマーがオリジナルのビルドとは明確に違うことを表しているとも解釈ができて、個人的にはかなり好きな演出だ。
ゲイツがビルドアーマーを装着したときにどのようになるのか、かなり興味がある。

ビルドの歴史の喪失

ジオウがアナザービルドを倒した後、仮面ライダービルドと仮面ライダークローズが歴史から消えてしまう。


ウォズの言葉では「ビルドの力を継承した」と言われているが、見方を変えると、ソウゴは「仮面ライダービルドからビルドの力を奪った」と解釈することもできる。
アナザービルドを倒すためにはビルドライドウォッチの力を使う必要があったため、仕方がないことだと言うことはできる。
とはいえ、他のレジェンドライダーでも同様のことが行われると、結果的にはジオウに全てのレジェンドライダーの力が集約されてしまうこととなる。
そして、ジオウもアナザーライダーと同様、レジェンドライダーの歴史の改変に加担していることになってしまう
そう考えると、ゲイツの言う通り、歴史がオーマジオウに向かっているととらえることもできる。
「レジェンドライダーの物語そのものを変えつつ、彼らの力を継承していく」という行為がジオウの物語の大きな軸になりそうだ。


『仮面ライダービルド』では、エボルトやブラッド族がいたからこそ、桐生戦兎と万丈龍我が出会った。
歴史が変わり、『仮面ライダービルド』で起こった事実が消えてしまったのだとしたら、戦兎と龍我が出会うきっかけも消えているはずだ。
しかし、巧と龍我がツナ義ーズファンとして仲良さげにしている様子を見ると、「なんだかんだ二人は出会う運命だった」ということを意味するのかもしれない。
そして、歴史が変わったとしても、二人がビルドやクローズになるだろう、ということも示唆されている。

ソウゴ「歴史が変わっても、戦兎はビルドになる道を選ぶし、龍我はクローズになる道を選ぶ。そんな気がする。」


ソウゴのこの根拠のない勘はどこまであてにしていいのか分からないが、ソウゴが正しければ、今後再びビルドやクローズになっている二人を見れるかもしれない。

ツクヨミとゲイツの同居

ツクヨミとゲイツは、ソウゴを監視するために、クジゴジ堂で同居することになる。


まだゲイツはソウゴのことを信用していないようだが、ソウゴの行動をより知ることで、徐々に心を開くようになるのだろうか。
これから三人が行動を共にして、どのような化学反応が起こるかが楽しみだ。

補完計画 2.5話

ビルドの力がなくなったり、戦兎が葛城巧になったりして、EP02を観ただけでは何が起こっているのかさっぱり分からなかったため、今回の補完計画で明かされた事実はありがたかった。
恐らくこれからテレビ本編でも明かされる事実なのだろうけど、早めにモヤモヤが解消できてうれしかった。


同じライダーの力が同じ時間では存在できないのであれば、「仮面ライダービルド」「アナザービルド」「ジオウ ビルドアーマー」のうちの一つしか同時に存在できない。
アナザービルドが生まれたら、仮面ライダービルドは戦うことができないので、ソウゴはビルドライドウォッチの力を「継承」する必要がある。
しかし、ソウゴがビルドの力を「継承」してしまったので、どっちみち仮面ライダービルドの歴史は消えてしまう。
だとすると、アナザーライダーが生まれた時点で、既にその仮面ライダーの歴史が消えたことになるため、タイムジャッカーはかなり厄介な存在だ。


歴史が改変されると、『仮面ライダービルド』という番組そのものがなくなったことになるようだが、例えばビルドの場合だと、スカイウォールやパンドラボックス、三都の戦争などが全てなくなったことになるのだろうか。
その辺の事実が分かると大分すっきりしそうだが、今後の展開に期待していきたい。




仮面ライダージオウ DXビルドライドウォッチ

仮面ライダージオウ DXビルドライドウォッチ


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