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【感想】『仮面ライダージオウ EP01』: 新たなる王の誕生 (ジオウのりゅうずを回す)

ジオウのりゅうずを回す


当ブログでは、『ジオウのりゅうずを回す』と題するシリーズで、『仮面ライダージオウ』の感想や考察を毎週書いています。
この記事では、2018年9月2日に放送された仮面ライダージオウ EP01『キングダム2068』、及び東映特撮ファンクラブで配信されている仮面ライダージオウ 補完計画 1.5話『ネーミングの謎』について書いていきたいと思います。
お付き合いお願いします。

最低最悪の魔王

ソウゴが50年後の2068年に最低最悪の魔王、「時の王者 オーマジオウ」として君臨することを、ツクヨミが告げる。


冒頭の、オーマジオウが無力なレジスタンスのメンバーに対して無双する様はかなりカッコよかった。
『仮面ライダーディケイド 1話』ほどのインパクトはなかったが、20周年記念作品としてはしっかりと魅力的な始まりとなっている。


オーマジオウのデザインが個人的にはかなり好きだ。
ジオウのデザインが金色になったことで、強敵っぽさがかなり出てくる。
よく見ると、仮面には地味に「王」の字がたくさん書かれていているのもよい。
オーマジオウは設定上ジオウの最強フォームであるはずだが、実際にジオウの最終フォームも同じデザインになるかどうかが気になる。


露骨に「常盤ソウゴ初変身の像」が飾られている感じからすると、本当はソウゴがオーマジオウなのかどうか、少し疑ってしまった。
まだ1話なので何とも言えないが、現在のソウゴの性格があまりにも魔王からかけ離れているので、何か裏がありそう。

Over "Quartzer"

今作の主題歌は、Shuta Sueyoshi feat. ISSA による『Over "Quartzer"』だ。
曲自体は割とスタイリッシュに仕上がっていて、近未来感のあるサウンドが『仮面ライダージオウ』の世界観とかなりマッチしていて、個人的には好きだ。
末吉秀太さんは『仮面ライダー電王』の主題歌を担当した人気グループAAAにも所属していて、ISSAさんは『仮面ライダー555』の主題歌を担当している。
そう考えると、主題歌も「レジェンド」が担当していて、今作に相応しい人選だ。


また、映像も今作を象徴する描写がいくつもあって、かなり私好みだ。
個人的には、止まっていた各ライダーのライダーキックが動き出すカットが好きだ。
歴代仮面ライダーシリーズのロゴの「仮面ライダー」の部分が高速で切り替わって、最後に『仮面ライダージオウ』のロゴが出現する演出も粋だ。

王様になりたい青年

今作の主人公である常盤ソウゴは、王様になることが夢のようだが、周りの友達はこの夢を嘲笑する。

柔道部員「『俺、王様になるぅ』なんて、今時子供でも言わないぞ!」
ソウゴ「真面目に考えて、王様しかないと思ってるんだけど…


今作の設定を聞いた時から思っていたが、王様になる夢はやはりぶっ飛んでいる。
ジオウの世界は恐らく現代日本と同じで、別に君主制でもないだろう。
「真面目に考えて」導き出した結論なら、この現代日本で王様になるための手段を果たして考えていたのか、気になる。


それにしても、今作の主人公はこれまでにはいなかったタイプなので、これからのソウゴの行動に注目していきたい。
江戸時代で市民の喧嘩を仲裁しようとしたシーンでは、たしかにソウゴの優しさや正義感は見えてきたが、王様になる兆しは今のところほぼない。
なので、果たしてこの純粋そうな青年が「王様」の素質をこれから見せてくるかが楽しみだ。

ゲイツとツクヨミの目的

レジスタンスに所属し、オーマジオウに抗っていたツクヨミや明光院ゲイツは、ソウゴがオーマジオウになることを阻止するために2068年から2018年にやってきた。
ゲイツは2018年のソウゴを倒そうとするが、一方でツクヨミはソウゴをゲイツの攻撃から守ろうとしているようだ。


たしかに未来のことを考えたらソウゴを2018年で倒しておくことが一番都合がいいし、大勢の人々がオーマジオウのせいで苦しんだことを考えるとソウゴのことを恨む気持ちも分からなくはない。
しかし、2018年時点ではまだ無実なソウゴの命をゲイツが平気で奪おうとしていることが気になる。
これからは、ゲイツとソウゴが分かり合って、未来を変えるために戦っていく道を選んでいくのだろうか。


一方で、ツクヨミはその辺のことについてはしっかりと考え、理性的判断を下せる性格だと感じた。
これから、ジオウとゲイツの仲を取り持つ役割を担うヒロインになりそうだ。

2017年、ビルドの時代へ

ゲイツに追われたソウゴは、2017年11月30日に到着してしまう。
そこで、スマッシュに襲われかけたソウゴを、仮面ライダービルドの桐生戦兎と、仮面ライダークローズの万丈龍我が助ける。


前の週の放送まで放送していた『仮面ライダービルド』でも戦兎と龍我に出会えたので、流石に感動はあまりなかった。
しかし、2017年のビルド、つまり、戦争が勃発する前の戦兎たちが観られて、少し懐かしさを感じた。

これからは、レジェンドライダーの過去に飛び、そこでソウゴがレジェンドライダーたちと絡む、という展開になっていくのだろうか?

スカイウォールの存在

『仮面ライダービルド 最終話』でA世界とB世界が融合したため、2017年にスカイウォールが存在していることへの疑問を呈する声がファンの間では多い。
しかし、私は (現時点で持っている情報だけで判断すると) テレビ本編との矛盾はないと考えている。
『仮面ライダージオウ』の時空転移システムの理論を考察するために、以下の戦兎の台詞を見てみよう。

戦兎「二つの世界を融合させることで、スカイウォールが存在しなければ実現したであろう現在へと人々を移す。それが父さんが創ろうとした… 本当の新世界。」
(『仮面ライダービルド』最終話『ビルドが語る明日』より)


『仮面ライダービルド』の最終回において、A世界とB世界が融合した影響で、「スカイウォールが存在しなければ実現したであろう世界 = C世界」が完成したことになっている。
しかし、ビルド世界の過去10年が全て書き変わった、というわけではなく、融合以前の時間は改変されず、テレビ本編のA世界で起こった出来事は全て残っている。
つまり、A世界とB世界の融合直後から「スカイウォールが存在しなければ実現したであろう世界」へと切り替わった、という解釈でいいのだろう。
そう考えると、時空転移システムで2017年に行った際にスカイウォールが存在していたことにも合点がいく。


まだ1話なのでこれから新しい情報が出てくるかもしれないので、私の今回の考察はあくまでも推測だ。
時空転移システムや『仮面ライダージオウ』の設定がより詳しく分かり次第、私の考えを整理していきたいと思う。

タイムトライベルの複雑さ

今作は時空を行き来することが多いので、物語が割と複雑になってしまっている。
場面の切り替わりが非常に速かったため、視聴中に「この場面はいつの時代だったっけ?」となるところが多かった。
年代を表示してくれる演出が結構多かったのでその辺の配慮は感じたが、特に子供たちにとってはかなり複雑な作りになってしまっている気がする。
次第に我々視聴者も慣れていくとは思うが、1話だったので、もう少し時空移動を減らしてもよかったかもしれない。

とはいえ、牛乳の消費期限を通して、そのシーンの年を伝える演出がかなり粋だ。
ただただ年を表示するのではなく、このように間接的に年が分かるような演出ももっと見てみたい。

ビルドのアナザーライダー

車にはねられるはずだったバスケットボール選手が、タイムジャッカーのウールと契約する。
バスケットボール選手の命は救われるが、同時にアナザービルドの力を得る。
そして、アナザービルドは人々を襲い始める。


今作の怪人は「アナザーライダー」というらしいが、EP01を見る限りだとかなり魅力的な敵になりそうだ。
デザインはオリジナルの仮面ライダーを模しているが、怪人としての不気味さがしっかりとある。
目・鼻・口があるため、「仮面」になっていない、というのも良い。
ライダーの力でも、使い方を間違えると「ヒーロー」ではなくなってしまう、ということを上手いこと表現したデザインや設定だと感じる。

アナザービルドがバスケットボールの力で戦う理由は少し謎ではあったが、これはもしかすると「知的」な戦い方をするビルドと対比させるために「体育会系」にしたのだろうか?
他のライダーのアナザーライダーも早く見てみたい。

最高最善の魔王に

ソウゴは、世界を全部よくし、みんなを幸せにするために、ジオウとして戦うことを決意。

ソウゴ「俺はやっぱり… 王様になりたい!世界を全部よくしたい。みんな幸せでいてほしい。そう思ったら… 王様にでもなるしかないじゃないか!」


ソウゴ「決めた。俺は魔王になる!ただし、最低最悪の魔王じゃない。最高最善の魔王になってみせる。


王様になりたい理由はソウゴなりにしっかりとあることが分かって良かった。
ソウゴが「世界を全部よくしたい」「みんなに幸せでいてほしい」と感じた理由が何かしらあるのかどうかは、これから明かされていくのだろうか。


ところで、ソウゴがどうやら既にジクウドライバーの使い方を分かっているらしいことが少し引っかかった。

ウォズ「使い方はご存知のはず。」

「魔王」になることは生まれた時から決まっていたと、ソウゴ自身も言っている。

ゲイツ「なんで魔王になる道なんか選んだ!?」
ソウゴ「俺が選んだ道だ。いや… 俺は生まれた時から… 決めていた気がする!


オーマジオウ「お前たちに、俺を倒すことが不可能だ。なぜか分かるか?私は… 生まれながらの王である。」


EP01の出来事以前に、既にジオウへの変身に関わるような出来事が何かあったのだろうか。
そこら辺も、王様を志すようになった理由が語られたら判明してくるかもしれない。

ジオウ初変身

ソウゴは、ウォズにジクウドライバーを差し出されて、仮面ライダージオウに変身する。


時計のバックルに包まれる演出はかなりカッコいいと感じた。
また、ジクウドライバーを回す際に地面まだ360度回転するのも面白い。


ジオウの顔にある「ライダー」の文字も、実際にジオウが動く姿を見ると自然とかっこよく見えてくる。
やはり高岩成二さんのスーツアクターとしての実力はとてつもない。

補完計画 1.5話

『仮面ライダージオウ 補完計画』がメタ表現だらけで、番外編としては凄い楽しい作りになっている。
キャラが定めっていないゲイツやウォズという、テレビ本編とはまた違う (役者の素も混じっている?) 一面が見られるのもファンとしては嬉しい。


オーマジオウ・ジオウ・ツクヨミ・ゲイツのネーミングの由来が今回明かされたが、ゲイツに関しては割と曖昧な感じで終わったのが気になった。
ウォズの解説では「ゲイツ」を「Gates」と表記していたが、ジクウドライバーでゲイツライドウォッチを装填したときには「Geiz」と表示される。
これは、補完計画でゲイツが言っていた通り、ドイツ語だ。
独和辞典で「Geiz」を調べると、以下のような意味が出てくる。

Geiz (m.) の和訳
(a) けち、吝嗇
(b) 貪欲


— クラウン独和辞典 (第5版) より


「貪欲」という訳があるようなのが意外だ。
もしかしたら、補完計画ではそこに触れないように意図的に話題を逸らしていたのかもしれない。
ゲイツが今後貪欲さを見せてくるかもしれないので、その辺を含めてテレビ本編の続きを更に楽しみにしていたい。




仮面ライダージオウ 変身ベルト DXジクウドライバー

仮面ライダージオウ 変身ベルト DXジクウドライバー


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