外食や家飲みのときに、ササっと割り勘の計算がしたいときがある。
ただ、暗算や通常の電卓でそのような計算をするのは意外と面倒くさい。
なので、iPhoneやiPadで割り勘の計算ができるお手軽な方法を開発してみた。
特徴は以下の通り。
- 外食した際に支払い総額から一人あたりの負担額が算出できる。また、均等に割り切れない場合、上司の負担額にプラスしたり、幹事の負担額からマイナスしたりすることで調整できる
- 家飲みやホームパーティー等で複数人が立替をしている際に誰がいくら支払うかや貰うかが算出できる
- 100円玉、1000円札等で支払えるように、丸め単位を設定できる
現在は自粛中なので3密はなるべく避けるべきだが、自粛明けにスマートに割り勘するためにも今のうちにこの記事でその技を習得しておこう。
このショートカットの入手方法や使い方をこの記事で紹介していきたい。
尚、このショートカットを正常に使用するにはiOS13以上のデバイスが必要だ。
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ショートカットの追加
STEP 1: 「ショートカット」アプリを入手
これから紹介する方法を使うためには、まずは「ショートカット」アプリが必要だ。
このアプリは、iOS13からは標準搭載のアプリだが、もしホーム画面から消していたら以下のリンクからアプリを入れ直して欲しい。
様々なショートカットを入れることでiPhoneやiPadをより便利にすることができるので、「ショートカット」アプリは入れていて損はない。
STEP 2: 信頼されていないショートカットを許可
私が開発したショートカットを「ショートカット」アプリに入れるには、信頼されていないショートカットを許可する必要がある。
以下の手順で、追加を許可してください。
「設定」アプリ→「ショートカット」→「信頼されていないショートカットを許可」をONに変更→「信頼されていないショートカットを許可しますか?」と聞かれたら「許可」を選択
STEP 3: ショートカットをダウンロード
そして、以下のリンクから私が開発した「割り勘計算」のショートカットをダウンロードしよう。
リンクをアクセスすると、「ショートカット」アプリに移り、「割り勘計算」のショートカットが画面上に現れる。
画面最下部までスクロールし、「信頼されていないショートカットを追加」をタップしてください。
「マイショートカットに追加されました」というダイアログが出てきたら、ショートカットの追加は完了だ。
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ショートカットの使い方 (支払い総額から算出)
外食した際に支払い総額から一人あたりの負担額を算出したい場合は、以下の手順を踏もう。
STEP 1: ショートカットを起動
まずは、ショートカットを起動しよう。
「ショートカット」アプリで「マイショートカット」の画面を開いてください。
そして、そのまま「割り勘計算」のショートカットをタップ。
STEP 3: 支払い総額を入力
次に、「支払い総額を入力してください」という入力要求画面が表示される。
ここで、お会計の総額を入力してから「OK」をタップ。
この例では、支払い総額が96100円であると想定する。
STEP 4: カンパ額を入力
次に、「カンパ額を入力してください」という入力要求画面が表示される。
ここで、カンパ額を入力してから「OK」をタップ。
この例では、カンパ額が10000円であると想定する。
STEP 6: 丸め単位を選択
次に、「丸め単位を選択してください」という選択画面が表示される。
ここで、希望する丸め単位を選択。
たとえば、支払い金額が細かくなり過ぎないようにざっくりと割り勘をしたい場合は、50円・100円・500円・1000円を選択しよう。
また、支払い金額が細かくてもきっちりと割り勘をしたい場合は、1円・5円・10円を選択しよう。
この例では、丸め単位が100円であると想定する。
STEP 7: 端数の調整方法を選択 (端数が生じる場合のみ)
綺麗に割り切れずに端数が生じる場合、「端数をどのように調整するか選択してください」という選択画面が表示される。
ここで、「プラス調整 (上司等)」か「マイナス調整 (幹事等)」を選択。
たとえば、上司などが多めに負担することで端数を調整する場合は「プラス調整」を選択しよう。
また、幹事などが少なめに負担することで端数を調整する場合は「マイナス調整」を選択しよう。
この例では、「プラス調整」を選択したと想定する。
ショートカットの使い方 (立替中の金額から算出)
家飲みやホームパーティー等で複数人が立替をしている際に誰がいくら支払うかや貰うかを算出したい場合は、以下の手順を踏もう。
STEP 1: ショートカットを起動
まずは、ショートカットを起動しよう。
「ショートカット」アプリで「マイショートカット」の画面を開いてください。
そして、そのまま「割り勘計算」のショートカットをタップ。
STEP 3: 人数を入力
次に、「人数を入力してください」という入力要求画面が表示される。
ここで、割り勘をする人数を入力してから「OK」をタップ。
現在立替金額が0円の人がいても、最終的に割り勘する人として含めたいのであれば人数に含めよう。
この例では、人数が3人であると想定する。
STEP 4: 名前と負担額を入力
次に、「1人目の名前を入力してください」という入力要求画面が表示される。
ここで、1人目の名前を入力して、「OK」をタップ。
そして、「◯◯が立替中の金額を入力してください」という入力要求画面が表示される。
ここで、1人目が立替中の金額を入力して、「OK」をタップ。
以上の入力が人数分繰り返し要求されるので、要求が終わるまで入力を続けよう。
この例では、以下のように入力したと想定しよう。
美玖 (1人目): 9100円
明里 (2人目): 5030円
美穂 (3人目): 2240円
STEP 5: 丸め単位を選択
次に、「丸め単位を選択してください」という選択画面が表示される。
ここで、希望する丸め単位を選択。
たとえば、精算金額が細かくなり過ぎないようにざっくりと割り勘をしたい場合は、50円・100円・500円・1000円を選択しよう。
また、精算金額が細かくてもきっちりと割り勘をしたい場合は、1円・5円・10円を選択しよう。
この例では、丸め単位が100円であると想定する。
STEP 6: 割り勘の結果
そして、割り勘の結果がこのように表示される。
この例の場合は、美玖が3600円を貰い、明里は400円を支払い、美穂は3200円を支払う。
すると、精算後の負担金額がそれぞれ以下のようになる。
美玖 (1人目): 9100-3600=5500円
明里 (2人目): 5030+400=5430円
美穂 (3人目): 2240+3200=5440円
このように、丸め単位を考慮しつつ、それぞれの負担金額がなるべく均等になるように算出されている。
この結果をメッセージやLINE等で共有したい場合は「OK」をタップ。
共有シートが表示されるので、共有先のアプリを選択。
すると、調整対象者の名前が入った結果がそのアプリに入力される。
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最後に
「ショートカット」アプリには本当にたくさんの使い道があります。
当ブログでは、「ショートカット、始めよう」と題するシリーズで、私が自作した様々なショートカットを紹介しています。
これからも、様々な効率化を図るためのショートカットを紹介していく予定です。
是非よろしくお願いします。