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【感想】『仮面ライダービルド 40話』: 幻徳のファッションショー (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2018年6月17日放送、仮面ライダービルド 40話『終末のレボリューション』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。 

 

 

ジーニアス、マジ強い

やはり、ジーニアスフォームも動くとかっこいいと感じられた。

 

一方で、60本のフルボトルの力を使うことができるフォームである割には、各フルボトルの特性があまり活かせていなかった気がする。

監督の演出によってまた変わってくるかもしれないが、そこが少し気になってしまった。

60本のボトルを駆使した攻撃を視覚的に分かりやすく見せてくれたら、もう少し好きになれるかもしれない。

 

また、ジーニアスフルボトルを利用すると、ネビュラガスを中和することができる

この力を用いて、戦兎はロストスマッシュになった多治見首相を救った。

こちらはジーニアスフォーム特有の能力で、前作『仮面ライダーエグゼイド』のプログラミングを彷彿とさせる。

今後どのように活かされていくのかが楽しみだ。

 

ロストボトルとロストスマッシュ

パンドラボックスの60本のボトルとは違う、人間の手によって作られたフルボトルは「ロストボトル」というらしい。

スマッシュの最終形態である「ロストスマッシュ」を開発するために、ロストボトルをエボルトは集め始める。

また、ロストボトルを使用して「新世界」を創るとエボルトは宣言する。

 

ロストスマッシュは倒されたら消滅するようだ。

しかし、この設定が紹介されるとすぐにジーニアスフォームに攻略されてしまって、少し急ぎ足に思えた。

というか、ジーニアスフォーム特有の能力を見せるためだけに作られた設定のようにすら思える。

なので、ロストスマッシュをもう少し早く登場させてほしかった

「多治見首相を倒してはならない」一海たちの苦悩ももっと濃く描けていたのかもしれない。

 

しかし、ロストスマッシュを通して人間を自滅へと導こうとしているエボルトの計画そのものは興味深い

「醜い人間」の感情に関心を持つエボルトらしい、悪趣味な計画だ。

エボルト「面白いと思わないか?欲にまみれた人間が、同じ人間を恐怖に陥れて食い尽くす。人間同士の共食いで地球が滅びるんだ。

 

戦兎の記憶

戦兎の記憶は復活したが、「悪魔の科学者」であった頃の記憶のみが抜け落ちている。

ということは、もしかしたらファウストの活動に協力していた頃の葛城巧にはまだ裏があるのかもしれない。

 

それにしても、葛城巧と桐生戦兎が、共存する別人格であるかのような扱いに驚いた

葛城巧と桐生戦兎は同一人物なので、二つの人格が融合するとてっきり思っていた。

別人格扱いにしたということは、桐生戦兎と葛城巧の対立が今後見られるかもしれない。

 

幻徳のイメチェン

幻徳は、あり得ないほどダサい私服でnascitaに登場する。

 

私は仮面ライダー内でのコメディリリーフについては、寧ろ積極的に取り入れてほしいと考える人間だ。

というのも、やはり日曜の朝に子供たちの興味を引くためには、小難しい話だけではなく、視覚的に笑えるような演出も必要だと考えるからだ。

 

幻徳は、これまでの行いに対する罪悪感を抱いていて、かなりダークな過去を背負う人物だ。

また、エボルトの影響でますます状況が深刻になったため、重たい物語を和らげる必要性もあったのだろう。

よって、今回のようなコミカルな演出も氷室幻徳という人物にとっては必要だったのかもしれない。

 

しかし、今回の幻徳の言動がこれまで我々が見てきた「氷室幻徳」からあまりにもかけ離れていることに違和感を覚えた。

まるでファッションショーであるかのようなノリノリな登場や、満面の笑みでポースをとる姿は、これまでの幻徳とはあまりにも違う。

 

もう少し、従来の幻徳に合わせた演出ができていたら、納得できたのかもしれない。

例えば、幻徳がダサい私服でnascitaにさりげなく登場し、その姿を見た戦兎や美空に服装をいじられてショックを受ける、というような演出ならまだよかった。

「nascitaに何とか馴染もうとしたかった」という幻徳の心境が描かれてもよかったかもしれない。 

 

今回のこの演出には、脚本家と監督の間のミスコミュニケーションがかかわってきたのかもしれない。

というのも、脚本家の武藤氏の以下のツイートを見ると、どうやら武藤氏自身もファッションショーになった展開に驚いている様子だからだ。

 

また、幻徳を演じている水上さんや、紗羽を演じている滝さんが、今回の放送について苦言を呈していたことを考えると、やはり演じている側からしてもキャラクターがブレていると感じられるのだろう。

──幻徳のキャラクター性の変化は、ためらいなく受け入れられましたか?

水上 ためらいは、ありました!

武田 そうそう、こういうところで言っておいたほうがいいよ!

水上 特にこの間放送されたある回はためらいましたね。オンエアを観たら、けっこう駄目だと思いました。あそこまでやっちゃいけなかったって、今でも思っています。

武田 剣星さん、怒ってます? 大丈夫?(笑)

 その回については、私も同じ意見です! 幻徳さんに引っ張られて、紗羽までおかしなことになってきて。

水上 なんか、全部俺のせいみたいになってる。

 

— 「仮面ライダービルド」「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」座談会 - 映画ナタリー 特集・インタビュー

 

一海の迷い

一海は、宇宙規模になってしまった戦いに戸惑い、戦う理由を見失ってしまう。

 そして、内海によってハザードレベルを強制的に上げられたことで、戦いの途中で消滅寸前にまで追い込まれる。

しかし、戦兎が戦う姿を見て、一海は再び「愛と平和」のために戦うことを決意する。

一海「戦場が宇宙規模になろうと、誰が敵であろうと関係ねぇ!戦ってやろうじゃねぇか。愛と平和のために!

 

一海はそれまで、北都の仲間を守るために戦ってきた。

しかし、北都だけではなく地球全体を守る必要が生じてしまったことに戸惑ってしまったのだろう。

 

そこで「愛と平和のために戦う」という決意を新たに、消滅を逃れて更に強くなったのはかなりアツかった。

というか、戦兎に影響されて、それぞれの想いで戦ってきたライダーたちが「愛と平和」のために戦うようになっていく展開自体がかなり好きだ。

 

元のグリスの姿のまま更に強くなるのも、ハザードレベルの上昇に頼って戦い続けてきた一海らしい。

ただ、ドラゴンフルボトルを使用すると二つ目のツインブレーカーが出てくる仕組みに納得がいかない。

展開がアツいだけに、グリスの強化の演出が割と雑で残念だ。

もう少し何とかならなかったのか…

 

葛城忍の生存

亡くなっていたと思われていた葛城忍が、実は生きているかもしれないことが明かされる。

更に、その忍がなぜロストボトルを開発したのか、巧は疑問に思う。

巧「ロストボトルは、悪魔のボトルだ。」

戦兎「悪魔のボトル?」

巧「人間を狂暴化させて、扱いやすくする。父さんは、なぜそんなものを創ったのか。

 

「謎解き」要素が第1章が終わってからあまりなかったので、久しぶりの感覚で嬉しかった。

葛城忍がもしかしたら生きていたと分かった今、亡くなったふりをして何をしていたのかが気になる。

 

また、忍がどのような想いで科学者として活動していたのかも、知りたいところだ。

私は個人的には、「科学者 (息子) vs科学者 (父親)」の対立が見たいので、葛城忍が真のラスボスでもいい気がする。

 

とにかく、葛城忍に関する今後の展開に期待したい。

 

 

仮面ライダービルド DXジーニアスフルボトル

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