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【感想】『仮面ライダービルド 38話』: DXナンバロッド (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2018年6月3日放送、仮面ライダービルド 38話『マッドな世界』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。 

  

 

黒いパネルとロストフルボトル

エボルトは、パンドラボックスの中にエボルトリガーを入れ、黒いパンドラパネルを出現させる。

そして、そのパネルにフルボトルをはめると、ボトルの色が黒と金に変わる。

 

ここに来て、新しいパンドラパネルとフルボトルが唐突に出てきたのは驚きだ。

というのも、これらの存在についてはこれまで全く言及されてこなかったからだ。

兎に角、今作はフルボトルが異様に多い…

 

60本のフルボトルから除外されているバットフルボトル・キャッスルフルボトル等が一体何なのか、説明してくれるのかもしれない。

ベストマッチがない理由もできたら知りたい。

 

「悪魔の科学者」の考え

葛城巧はライダーシステムを創ったのは、地球外生命体エボルトを倒すためだった、ということが判明する。

葛城巧「僕とあなたが、この大惨事を引き起こしたのは紛れもない事実なんです。」

幻徳「分かってる。だから俺はどんな裁きも受けるつもりだ。だが今、この国はまともに機能していない。だから俺は戦うことにした。この国を建て直すために!」

巧「何ですか、それ。僕だって戦争の道具を創るつもりなんてなかった。でも、あなたの思惑に気づいたときはもう遅かった!だから自分に言い聞かしたんです!ライダーシステムはエボルトを倒すために必要なんだって!そのために、多少の犠牲はやむを得ないんだって!僕は悪魔に魂を売った。なのに、今更非を認めるなんて、納得できるわけないでしょ。あなたを信じた僕がバカだった。」

 

エボルトを倒すために科学に没頭していたことを考えると、葛城巧は戦兎と同じく、平和を望んでいたようだ。

こちらに関しては、我々が知っている主人公の人物像とはあまり変わらなくて安心した。

 

一方で、エボルトを倒すために多少の犠牲を厭わないのは、「敵も味方も死なせない」という戦兎の考えとは相反する。

この辺りの考えが、戦兎とどのような対立を生むのかが気になる。

 

このシーンで、桐生戦兎と葛城巧の顔を交互に映し出す演出は非常によかった。

巧に寄せた犬飼さんの演技もなかなか説得力があり、見入ってしまった。

 

内海の決断

内海は、エボルトの味方になることを条件に、エボルドライバーを手渡される。

そんな内海は、実権を握ろうとするエボルトを止めるべく、幻徳に協力を要請。

内海「エボルトが実権を握れば、日本が、いや、世界が滅びるかもしれないんですよ!あなた (幻徳) だって、そんなことを望んじゃいないはずだ!お願いします。我々に力を貸してください!」 

 

幻徳たちと共闘するものの、難波会長がエボルトに命を奪われてしまう。

そして内海は、エボルトからエボラドライバーを受け取り、寝返ってしまう。

内海「ならば… あなた (エボルト) に忠誠を誓おう!」

 

難波会長に洗脳されていて、彼も難波帝国を築くために動く人だという認識だった。

しかし、その難波会長という唯一の拠り所を失ってしまったため、内海は「マッドローグ」という名の通り、狂ってしまったのだろう

洗脳されていた内海が初めて自らの意志で下した決断が「保身のための裏切り」というのもまた皮肉だ。

 

だが、狂ってしまう前の内海の性格がほとんど描写されていなかったことがかなり勿体ない気がする。

『12話 陰謀のセオリー』で幻徳に撃たれた際の台詞の意味もいまだに分からない。

残り10話程度しかなさそうだが、内海の性格は早急に掘り下げてほしい。

 

人間の感情

鷲尾兄弟は、難波会長の洗脳教育を受けてきたため、難波会長の野望のためにひたすら尽くしてきた。

エボルトがそのような二人に放った台詞が個人的には印象的だった。

エボルト「哀れな奴らだ。折角豊かな感情を持ち合わせた人間に生まれたのに。

 

人間にはいろいろな感情がある。

しかし、洗脳された二人には感情がなく、ただただ難波重工の「最終兵器」として戦うしかない

 

「破壊衝動」という「負の感情」を満たすために動く地球外生命体のエボルトに指摘されていること自体がかなりの皮肉だ。

もしかしたら、エボルトは人間の感情の豊かさをどこか羨ましく思っているのかもしれない。

 

鷲尾兄弟の最期

鷲尾雷が、エボルトの手によって消されてしまう。

雷が最後まで「感情」を得ることなく散っていったことが、雷の最後の言葉からも分かる。

鷲尾雷「兄貴!後は頼んだ!全ては… 難波重工のために!」

 

 

一方で、龍我がエボルトと戦っている鷲尾風を助ける。

風はその訳を純粋に疑問に思う。

鷲尾風「貴方も… 傷が深いはず。なのに… なぜそこまで?

 

そして、龍我をエボルトの攻撃から庇い、風は亡くなってしまう。 

龍我「なんで助けた?」

風「誰かのために戦うのも… 悪くない。弟にも… 教えてあげよう。」

 

鷲尾風には、「誰かを守りたい」という「正の感情」が最後の最後で芽生えたようだ。

そして、この「正の感情」に気づけたからこそ、風は「全ては難波重工のため」という考えに背き、初めて自らの意思で決断を下すことができたのだろう。

 

 

鷲尾兄弟の出番が少なかったことについては本当に残念に思う。

もう少し二人のことを知っていれば、もう少し彼らの最期に感情移入できたと感じる。

とはいえ、兄弟二人の最期の違いを通して、自分の意志に基づいて判断するために「感情」が必要であることを描けていたと感じる。

 

難波会長の最期

完全体になったエボルトは、国のリーダーとなって難波会長を操り人形にすることを宣言。

しかし、難波会長はエボルトの提案を却下し、エボルトに軍を送り込む。

それを受けて、エボルトは難波会長を消してしまう。

エボルト「せっかくチャンスをやったのに。」

難波「金なら… 金ならある!難波重工の財産は全部やる!だから… 命だけは助けてくれ!」

エボルト「命乞いか。人間ってのはどこまでも醜いな。最高だよ。俺は、お前のような人間が大好きだ!

 

難波会長は、「支配欲」という利己的な「負の感情」を満たすために自由気ままに行動してきた。

そのような彼が、最後まで「支配欲」を満たそうとしてエボルトに歯向かった結果、無残に亡くなってしまった。

 

パンドラボックスの光を浴びていない極悪人として難波会長はかなり魅力的な人物だった。

しかし、結局は命乞いして亡くなった辺り、「支配欲」を取り除いたら何も残らない難波会長という人間が随分とちっぽけな存在に見えた

やはり、「感情」が人間を豊かにしているのだろう。

 

エボルマッチ!バットエンジン

内海成彰は、エボルトから渡されたエボルドライバーで、仮面ライダーマッドローグに変身。

 

マッドローグの変身エフェクトが、他のどの仮面ライダーとも違って、かなりかっこいい。

血管のようなエフェクトがかなり「マッド」だ。(笑)

 

しかし、エボルト単独でも今のビルドたち相手だと勝てそうなのに、内海をマッドローグにする必要性が感じられない。

今後、その辺は果たして語られるのかが気になるところだ。

 

内海がマッドローグになったことで、地球が地味に救われたのは割とウケる。

 

 

仮面ライダービルド DXバットエンジンフルボトルセット

仮面ライダービルド DXバットエンジンフルボトルセット

 

 

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