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【感想】『仮面ライダービルド 34話』: 輝きのデストロイヤーの謎 (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2018年5月6日放送、仮面ライダービルド 34話『離れ離れのベストマッチ』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。

 

 

 

龍我の正体

龍我はエボルトの一部であったことが明かされる。

エボルト「俺とお前は一心同体。同じ生命体なんだよ。もともとお前は俺の一部だった。つまり、お前と俺の遺伝子が合わさった状態。それが、本当のエボルトってわけだ。」

 

仮面ライダーの変身者が敵と同質の存在であることは過去の仮面ライダーシリーズでも少なくはなかったが、龍我はエボルトの一部であり、更に「悪」とは近い存在だ

しかし、そんな龍我を「悪」ではなく「正義のヒーロー」たらしめているのは、「正の感情」だ

そして、その「正の感情」は、仲間の戦う姿を見て手に入れたものだ。

 

エボルト「醜い欲望をさらけ出した結果がこの戦争を生んだんだ。人間ってのは、つくづく身勝手な生き物だと思わないか?」

(中略)

龍我「知ったような口きいてるんじゃねぇ!俺が知ってる奴らは、みんな誰かを守るために戦ってきたんだ!誰かの幸せを祈って、立ち上がってきたんだ!

 

戦争を引き起こしてしまったのは、「醜い欲望」という「負の感情」を持つ人間だ。

しかし、その戦争を終わらせようとしたのは、「誰かを守りたい」という「正の感情」を持つ人間だ。

 

同じ「人間」という種であっても、抱く「感情」によって行動が変わるのだから、一括りにすることはできない。

 

一方で、エボルトには「誰かを守りたい」という「正の感情」しかない。

それが「エボルト」と「人間」の大きな違いだ。

 

よって、「正の感情」を持つ自分が「エボルト」ではなくて「万丈龍我」という「人間」だ、と自己肯定することで自身のアイデンティティを再構築する

龍我「他人のために死ねるかよ。あいつと出会う前の俺なら、そう言ってただろうよ。最悪だ。お前のせいで、俺は愚かな人間から抜け出せねぇねみたいだ。ありがとうな。」

 

何度も戦兎や龍我のアイデンティティが揺さぶられて、正直くどいと感じている人もいるだろう。

しかし、二人のアイデンティティが揺さぶられたときに再び立ち上がれるのは、間違いなくお互いの存在のおかげである。

だからこそ、このような展開は「戦兎と龍我の絆」を再確認するために必要なものだと感じる。

アイデンティティの危機を乗り越えるたびに、二人の絆がより強固なものになっている印象だ。

 

葛城巧殺害事件の真相

エボルトが葛城巧の記憶を消したのは、巧が龍我と惣一がエボルトであることに気づいたからだと、明かされる。

葛城巧殺害事件にはまだ裏があることは分かっていたので、今回その辺のモヤモヤが解消されてすっきりとした。

 

龍我が「戦兎を助けたい」想いで戦っている時に、実は記憶を失くす前の戦兎が龍我の命を奪おうとしていた、ということを明かすのはだいぶ冷酷だ

でも、それでも戦兎を助けるために戦えたのは、戦兎が、「葛城巧」でも「佐藤太郎」でもない、「桐生戦兎」というアイデンティティを確立していたからだろう

自分が「エボルト」ではなくて「万丈龍我」であるというアイデンティティの再構築を龍我自身も行っていたタイミングなので、尚更説得力がある。

 

また、ゴリラフルボトルとダイアモンドフルボトルの成分が、ブラッドスタークが用意した試作品のビルドドライバーの影響で抜かれたことも判明。

よって、「『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』で (顔を変えられる前の) 葛城巧がゴリラモンドフォームを使っていたのにもかかわらず、ダイアモンドフルボトルがテレビ本編で再び浄化された理由も地味に判明した。

物語の整合性にこだわる層へのファンサービスともとらえられるが、細かいところもしっかりと回収してくれるのはうれしい。

少々強引な後付けにも感じるが。

 

戦兎を助ける

戦兎は、エボルトによって地球上には存在しない毒を体内に仕込まれる。

よって、34話は珍しく主人公ライダーのビルドが一切変身しない回となった。

だがその分、龍我が本当に輝けた回になっていたと思う。

 

戦兎の前だと普段は本音で話さない龍我が、エボルトの前では戦兎のことを「相棒」と呼んだことに感動すらを覚えた。

エボルト「ハザードレベル4.7か。お前の力はこんなもんじゃない。そうだろう、相棒!?」

龍我「うるせぇ!俺の相棒は、桐生戦兎ただ一人だ!

 

 

戦兎を助けるために立ち上がる龍我は非常にかっこよかったし、視聴者の多くが恐らく見たかったシーンだろう。

しかし、「強制解除からの再変身は危険」という設定は唐突に思えてならなかった。

たしかに、設定そのものは決して不自然じゃない。

今回唐突に設定として出てきたのは、龍我をより危機的な状況に置くことによってよりアツい展開を描きたかった、という制作側の都合に思えてならない

もう少し前からこの設定は紹介してほしかった気がする。

 

フェーズ2、完了。

エボルトは、今度は龍我に憑依してしまう。

そして、ドラゴンエボルボトルを手に入れてエボルドラゴンフォームに変身する。

 

一応、「フェーズ2」ということで、ドラゴンフォームはコブラフォームよりも上の段階のはずだ。

しかし、正直、デザインだけ見るとコブラフォームよりも弱い印象を受ける。

クローズの頭部になったことで、見た目がだいぶすっきりしてしまったからかもしれない。

だが、色合いは意外と似ているので、それほど違和感は覚えない。 

 

 

仮面ライダービルド DXラビットエボルボトル&ドラゴンエボルボトルセット

仮面ライダービルド DXラビットエボルボトル&ドラゴンエボルボトルセット

 

 

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