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【感想】『仮面ライダービルド 32話』: パープル色の仮面ライダー (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2018年4月22日放送、仮面ライダービルド 32話『プログラムされた悲劇』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。

 

 

北都の仲間か、大勢の命か

内海は、一海の仲間の命を人質にし、パンドラボックスとボトルを持ってくるように一海に持ち掛けるが、一海は取引に応じない。

一海「すまねぇ、みんな。そっちには行けねぇ。ここで屈するわけにはいかねぇんだよ。」

 

「北都の仲間を守るために」戦っていた一海が、その仲間を助けることができない状況は本当に辛いだろう。

29話の前半の頃の一海なら、仲間を助けるために迷わずに北都へ向かっていたかもしれない。

しかし、ここでパンドラボックスを渡してしまったら、もっと大勢の人の命が危険に冒される。

生方「カシラは来ねぇよ!俺たちを助けるなら、もっと早くに来たはずだ!でもそうしなかったのは、もっと大勢の人間を助けるために、その命を張ることにしたからだ!」

 

大勢の人の命のために耐えたのは、もしかしたら戦兎の「愛と平和のために戦う」という考えに感化されたからなのかもしれない

一海なりに理性的判断を下した結果だとは思うし、成長を感じる。

 

幻徳の離反

一海の仲間の消去を命令された幻徳は、内海に抵抗して彼らを解放する。

 

やはり、この行動を見ると幻徳がただの好戦的な悪人には思えない。

消滅チップを埋め込まれているのにもかかわらず、このような英断を下せた幻徳はまさにヒーローだ。

 

先週の「パンドラボックスを抑止力に使う」という発言から推測することができるように、やはり幻徳には幻徳なりの信念があったのだろう。

仮面ライダーになってからはあまり自分の感情を口にしなくなったが、現在どのような心境なのかは気になるところだ。

 

 

幻徳はこの最後に氷室泰山首相を拉致してしまうが、もしかしたらそれも何か理由があって行ったことなのかもしれない。

 

人間ではない龍我

自分が人間ではないことを知った龍我は、ひどく動揺して、nascitaを出て行ってしまう。

そして、落ち込んでしまい、戦えなくなってしまう。

 

一方で、龍我が地球外生命体であろうとこれまでどおりの関係でいると、戦兎は美空たちに話す。

戦兎「あいつはただの筋肉バカだ。あいつは俺たちに散々迷惑をかけてきたんだ。何があっても、これまでの関係を帳消しになんてさせねぇよ。」

 

戦兎の龍我に対する厚い信頼が見えてきて、ホッコリした。

 

人間でないことを本人に打ち明ける際にあまりにもデリケートがなかったことについては違和感を覚えた。

しかし、そのようなことで二人の間の絆は変わらないと信じていたからこそ、大したことではないかのように戦兎は言ったのかもしれない。

いや、流石にもう少しデリカシーはほしかったけど。(笑)

 

 

龍我は一人で落ち込んでいるものの、政府官邸で攻撃される人の声を聞き、見て見ぬふりをできなくなって駆け付ける。

しかし、ブラッドスタークに、龍我は自分と同じように「破壊衝動」のまま動いていると言われてしまう。

ブラッドスターク「お前の力は俺と同じ。世界を滅ぼすためにある。」

龍我「何言ってるんだ。意味わかんねぇんだよ。」

ブラッドスターク「お前がここに来たのは、東都を守るためでも、戦兎を助けるためでもない。戦いたいからだ。戦うことでしか満たせない。全てを滅ぼすまで戦い続ける。お前は、そういう星の下に生まれたんだ。

龍我「違う。俺は違う…」

ブラッドスターク「否定しても無駄だ。お前は人じゃない!」

 

ブラッドスターク によると、龍我は「負の感情」である「破壊衝動」でしか満たされない運命だ。

だが、龍我は間違いなく「破壊衝動」を満たすために駆けつけたわけではない。

官邸で襲われる人の声を聞き、その人を助けたいという理由で駆けつけた。

しかし、官邸で襲われている人は恐らく龍我にとっては見ず知らずの人なので、「自分が信じた、自分を信じてくれた人たちのために戦う」というこれまでの龍我の意志とはまた少し違う。

よって、龍我も戦兎の「愛と平和のために戦う」という意志に感化されたことが分かる。

龍我「たとえ人じゃなくても… あんたと同じ力を持っていても… 俺とあんたは違う。あんたがこの世界を壊すっていうなら… 俺はこの力を… 愛と平和のために使う。それが俺の信じた、仮面ライダーだ!」

 

そのような「正の感情」に応えるために行動していることが、「負の感情」に応えるために行動しているブラッドスタークと根本的に異なる部分だ

 

地球外生命体であるという事実を乗り越えて、龍我はまたひとつ成長できたと思う。

 

葛城巧との関係性

葛城巧 (桐生戦兎) の父である葛城忍が、幼少期の龍我の研究をしていたことが判明。

 

葛城巧と万丈龍我の接点は、「葛城巧殺害事件」が初めてだと我々は思っていたので、このようなつながりがあったことは意外だった。

というかそもそも、葛城巧の父が重要人物になるとは思ってもいなかった。

やはり、「葛城巧殺害事件」にまだ裏はありそう。

 

32話でははあまり掘り下げられなかったが、もしかしたら戦兎と龍我は最初から出会うように仕組まれていたのかもしれない。

そう考えると、ブラッドスタークは戦兎や龍我の運命すらも握っていたことになり、本当に恐ろしい。

 

「抑止力」の失敗

氷室泰山首相はパンドラボックスを抑止力にして、御堂首相 (=難波会長) との交渉に挑む。

しかし、彼の要求は難波に受け入れられない。

難波「残念ながら、東都政府の要求は受け入れられない。」

泰山「我々にはパンドラボックスがある。これがどれだけの破壊力を持っているか、分かっているはずだ。」

難波「脅しのつもりか?君は大きな勘違いをしている。抑止力というものは、その力を使うと思わせる人間が持つからこそ意味がある。君のように、絶対に使わないであろう良心的な人間が持っていても、脅しにはならない。」

 

ここまで華麗に「抑止力」という考え方が敵側によって一蹴されるとは思ってもいなかった。

難波会長の言う通りで、「抑止力」はいざという時に本当に使う覚悟がある者が持っている時のみにしか意味がない

 

「抑止力」は、本当に「愛と平和」をもたらすことができるのだろうか。

 

 

仮面ライダービルド ライダーヒーローシリーズ 22 仮面ライダークローズマグマ

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