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【感想】『仮面ライダービルド 21話』: ビルドのターニングポイント。 (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2017年2月4日放送、仮面ライダービルド 21話『ハザードは止まらない』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。

 

 

上堀内監督の演出

仮面ライダーを撮ると、必ずと言っていいほど新しい何かを提供してくれる上堀内監督。

今回の演出も素晴らしくて、緊張感を出すための工夫がすごいされていたと感じた。

 

 

例えば、ラビットタンクハザードフォームが理性を失う場面

徐々に戦兎の意識が朦朧とする間、クローズチャージがビルドに向かって発砲し、天井の電球を割る。

そして、一つだけ残った電球が沈黙の中、軋りながら揺れて、真っ黒なビルドを照らす。

 

この場面が本当に綺麗に撮られていたと感じた。

この場面の電球が戦兎の意識を表し、闇の中へと消失していく戦兎の意識をすごい上手く表現していた。

また、漆黒のビルドが電球に照らされる様子にはどこか恐ろしさを感じるものの、スーツの美しさも伝わる非常に綺麗な画だった。

 

 

戦兎が青羽の命を奪ってしまったシーン以降、BGMが殆ど使われていないことが印象的だ。

仮面ライダーのテレビ放送では子供に飽きさせないためにもBGMを多用するが、放送中では沈黙が続き、緊張感が生まれた。

戦兎役の犬飼さんたちによるハイレベルな演技があるからこそ、BGMで「誤魔化す」ことなく表現できたのではなかろうか。

 

戦争の恐ろしさ

なんといっても今回の放送の一番の衝撃は、「敵も味方も死なせない」という理想を掲げていた戦兎が人の命を奪ってしまったことだ。

勿論、戦兎には悪意はなく、ハザードトリガーの影響で理性を失った状態で行われたことだが。

 

戦兎が変身を強制解除させられ、亡くなっていく青羽の姿を目の当たりにしたとき。

戦兎は真っ先に龍我の方を向いて助けを求めるが、龍我は後ずさりしてしまう。

この場面の龍我の反応がリアルでぞっとした。

 

自責の念に駆られる戦兎は、無力になり何もできなくなる。

更には青葉が亡くなった現場に行った際には青羽の幻覚を見て、心的外傷後ストレス障害と思わしき症状を見せ始める。

嘔吐出しそうになったときなんかは、ニチアサの主人公とは思えない姿をしていて驚いた。

 

戦争には「死」がつきもので、今回の出来事は戦争を描くからには避けて通れなかっただろう。

 

龍我の後悔

龍我は戦兎のために戦っていたが、そんな自分の想いのせいで戦兎にハザードトリガーを使わせてしまい、結果的に戦兎から笑顔を奪ってしまった

そう考えると、龍我はめちゃくちゃ辛い立ち位置にいる。

龍我「俺が自分の力を制御できていれば… あいつを傷つけずに済んだ。」

 

そして、龍我が自責して、猿渡たちに謝る。

龍我「悪かった。俺のせいで… お前たちの仲間を。」

 

確かに龍我がもう少し戦兎としっかりと向き合って話し合っていれば、このような事態に発展しなかったのかもしれない。

そう考えると彼の後悔にも納得できる。

この辺の龍我の心境をもう少し描いてほしかった気持ちもあるが、来週以降描かれていくのかな?

 

猿渡のスタンス

猿渡の戦争に対する真っ直ぐな姿勢がここでも見えてくる。

青羽がビルドに消滅させられた際、猿渡は怒りのあまり戦兎を攻撃しようとした赤羽と黄羽を阻止。

 

更には、青羽の件について必死に謝ろうとした戦兎を責めることもない。

一海「お前は何にも悪くねぇ。敵も味方も死なせねぇなんて、ただの戯言だ。俺は目の前で何人もの命が奪われるのを見てきた。それが戦争だ。あいつだって命を懸ける覚悟はできていた。弱いから負けた。それだけだ。お前のせいじゃねぇ。」

 

また、猿渡は戦闘中に油断してしまった龍我にもこう告げる。

一海「半端な覚悟で戦場に戻ってくるんじゃねぇ。」

 

猿渡が戦争を「覚悟のある者同士の戦い」だと捉えていて、その過程で覚悟のある者の命が失われても仕方がないことなのだと考えているのだと分かる

そう考えると、猿渡が以前言っていた「民間人は巻き込まない」というスタンスと合致して、しっかりと一貫性がある。

 

戦わざるを得ない戦兎

戦兎は、氷室首相に東都のために代表戦で戦うように頼まれる。

 

また、戦兎は猿渡に気が済むまで殴るように言うものの、殴ってもらえず、代表戦で戦兎をぶっ潰すことを宣言。

 

そして、惣一にも、万丈を守るためにも代表戦に出るように諭される。

惣一「お前が代表選に出ないのは勝手だ。でも、そうなった場合、誰が代わりに出ると思う?万丈だ。万丈は今回の件でお前に負い目を感じているはずだ。だから、お前がやらなきゃ自分から手を挙げるだろう。けど、今のあいつじゃグリスに勝てない。そうなると、東都の連中は寄ってたかってクローズを責める。お前が戦うしかないんだよ。

 

「戦いたくない」戦兎だが、周りが彼が戦うことを望む。

戦兎にとってはあまりにも苦しすぎる状況なのではなかろうか。

 

惣一の特訓

記憶を失った戦兎が唯一親のような存在として慕っていた惣一。

惣一が敵だと分かっているのにもかかわらず戦兎が最終的に惣一に頼ったのは、そのような親のような存在に頼らざるを得ない精神状態にあったからではなかろうか。

 

そんな惣一が戦兎に説く台詞は聞こえはいいが、よくよく考えると「お前が言うな」感がすごい。

惣一「何を躊躇ってる!?お前には守るものがあるんじゃないのか?自分が信じた正義のために戦うんじゃないのか?それとも全部嘘だったのか!?」

 

そして、この台詞の影響で戦兎が再び立ち上がって戦うことができたのも皮肉だ。

戦兎「最悪だ… こんなに痛くても… 苦しくても… 戦うしかねぇのか。」

 

ここで漸く変身することを決断したときのビルドドライバーの「Are you ready?」が、本当に戦兎に覚悟があるのかと聞いているかのようで、その後の長い躊躇いと相俟って戦兎の心境を表す非常に心痛いシーンになっていた。

 

 

情熱の扇風機!

ローズコプターフォーム、めちゃめちゃ好き。

アコースティックギターを使ったちょっとフラメンコのようなサウンドが素敵。

「イェーイ」も少しお洒落な声になっていて好き。

 

あと、背中のプロペラ (バトローターブレード) が取り外し可能なのも何気にビルドのフォームでも初めてで斬新だ。

 

というか、ビルドハザードフォーム登場直後なのにベストマッチをガンガン販促していてすごい…

本当にフルボトル60本出すのか。

 

 

仮面ライダービルド DXローズコプターフルボトルセット

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