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【感想】『仮面ライダービルド 17話』: 潰れる!流れる!溢れ出る! (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2018年1月7日放送、仮面ライダービルド 17話『ライダーウォーズ開戦』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。

 

 

 

開戦

戦争の描写が年明け早々思いの外ハードで正直びっくりしてしまった。

「新章開幕」に相応しい、ガラッと変わった雰囲気の映像は非常に新鮮。

継続的にこのような描写を続けてくれたらいいけど、やはり予算面の問題もあるし徐々に消えていきそうな気がするが、十分インパクトがあったと思う。

 

パンドラボックスの奪還と東都への「制裁」を北都は開戦の口実にした。

多治見「我々北都政府は、パンドラボックスを奪って世界を混乱に陥れようとしている東都政府に対し、武力を行使する決意いたしました。今こそ我々が、正義の鉄槌を下すのです!

 

そして西都にも手を組むように要請しているが、本心では組む気はなく、東都を倒すまで西都に大人しくしてもらいたいのだと明かす。

多治見「パンドラボックスのエネルギーさえ手に入れば、世界一の軍事力を手に入れたも同じ。この国はおろか、世界が私の意のままになる!」

 

北都の歪んだ「正義」が見えてくるが、北都はやはり北朝鮮をモチーフにしている気がする。

核より強力な力を手に入れて世界を支配したいという願望だったり、国民が飢えているのにもかかわらず軍事力の強化にばかり予算を費やしたり。

 

では、西都はどこなのか?

「西」と聞いたら「アメリカ」を連想するが、これからどのように動くのかが結構気になるところだ。

 

「戦争」を描くことは簡単ではないし、憲法9条や核の傘などに関して未だに世論が分かれているくらいなのだから、これからどのような方向にもっていくのかが楽しみだ。

今のところ一方的に北都軍が攻めてきている形になっているが、これから東都が北都を攻めるようなことにはなるのだろうか?

 

60本のフルボトル

フルボトルが合計で60本あると今回明かされたが、かなり膨大な量だ…

これ本当に全部今作中に販促するつもりなのかな?

 

パンドラボックス辺りの設定がまだまだ曖昧なところがある。

パンドラボックスのパネルは敢えて三都に行き渡るようになっているのか?

そして、何故北都と西都のフルボトルが既に浄化されているのかも知りたいが、おそらくそれは美空にバングルを付けた人の正体が分かればいろいろと合点がいくのかもしれない。

これから何が明かされるのかが楽しみだ。

 

 

北都三羽ガラス

北都三羽ガラスが変身するスマッシュは、究極の進化形の「ハードスマッシュ」だと明かされる。

 

スマッシュは人間が強制的に怪人に姿を変えられて自我を失ってしまった姿だったから斬新でかつ魅力的だったのに、自我を持ってしまうと他の仮面ライダーシリーズの怪人 (『仮面ライダーW』のドーパント、『仮面ライダーフォーゼ』のゾディアーツ) と設定がかぶってしまうのが少しもったいない気がする。

確かに制作側の都合上スマッシュは「フルボトルの成分を戦兎たちに回収させるための仕掛け」だった部分が大きいので、東都側のフルボトルが全部そろった今スマッシュの性質が変わってしまうのも仕方がない。

しかし、やはり「スマッシュ」の魅力であった強制的な人体実験で生まれた怪人という設定が、ハードスマッシュの登場で薄れてしまったのが残念だ。

「スマッシュと仮面ライダーはこんなに似ているのだから、悪のスマッシュと正義の仮面ライダーを差別化するのは何なのか?」というような問いかけをこれからしてくれるのならこのハードスマッシュの設定にも納得がいくかもしれない。

 

そのような小さな愚痴は置いておいて、北都三羽ガラス (サン「バカ」ラスなのかな?) のキャラが濃くて魅力的だ。

今作ではどんどんバカが増えていく気がする。(笑)

特に黄羽が結構好きかもしれない…

 

「キャッスルハードスマッシュ=防御」、「フクロウハードスマッシュ=索敵」、「スタッグハードスマッシュ=攻撃」と、しっかりと各ハードスマッシュが特性を持っているのもなかなか面白い。

 

猿渡一海、見参

武田航平さんおかえり!

『仮面ライダーキバ』放送から10年なのに、全然老けていないし、寧ろかっこよくなっていてびっくりした。

 

まだまだベールに覆われた人物だが、音也より堅い性格で色々抱えてそうなところだが、少しコメディも見えてきてなかなか面白そうな人物だ。

一海「納得いかねぇな。こんなの、俺が求める祭りじゃねぇ。」

しかも、避難所の様子を見てこのように発言していたのだから、割と戦争に対しては否定的な立場 (?) にいてそうなのも興味深い。

 

美空の自責

美空「正義のためだと信じてこの力を使ってたつもりが、軍事兵器に加担していたなんて。私がボトルを浄化したせいで、パンドラボックスをめぐる戦争が起きた。」

 

美空が自責して、腕輪を地面にたたきつけるシーンにただ心が痛んだ。

自分が無自覚に戦争の原因になってしまっていたと考えると、やはり相当つらいのではないだろうか。

それに加えて父がブラッドスタークなのだから…

 

戦争に参加する決意

 最初、幻徳は戦兎たちにパンドラボックスを守るために協力を要請するものの、戦兎は断る。

戦兎「俺たちは戦争の道具になるつもりはない。」

幻徳「元はと言えばお前が引き起こした戦争だ。お前がネビュラガスを使った人体実験を考えなければ、こんなことにはならなかったんだ。」

龍我「悪用したのはてめぇだろうが!」

 

戦兎がライダーシステムを開発してしまった張本人だからこそ抱える葛藤何だろうな、と。

自分が開発したスマッシュがまさに戦争の兵器として利用されている現状だと、そりゃ命が亡くなっていても関与したくないのは仕方がないかもしれない。

 

そのせいで、戦兎はスクラッシュドライバーを使うことも拒絶。

戦兎「けど… これは使えない。このドライバーは完成させちゃいけなかったんだ。」

龍我「どういうことだよ?」

戦兎「スクラッシュドライバーは間違いなく戦争の兵器になる。葛城は… 記憶を失くす前の俺は… それが分かってたから敢えて完成させなかったんだ。」

 

だが、割とグズグズすることなくあっさりと葛藤を乗り越えてしまった印象だ。

戦兎「最悪だ… 俺はこの惨状から目を背けていた。戦争は俺のせいじゃない。俺には関係ない、って。けど… お前 (美空) が気づかせてくれた。もう綺麗事じゃすまされない。俺は戦う。お前を… この街を守るために。この不毛な争いを終わらせるために!

 

 

戦兎「大事なもん守るためなら、何度だって立ち上がってやるよ!それが俺たちの作った… ビルドだ!

 

正直もう少しこの葛藤を深く描いてもよかった気がするが…

戦兎ってやはり周りに支えられている仮面ライダー、って印象がすごいある

それを象徴したのが今回の戦兎の台詞、「俺『たち』の作ったビルド」、というところだ。

前回の放送もそうだったが、美空や龍我がいてこそアイデンティティが確立出来たり、戦うことができたりするんだな、っていうのを再確認させられた。

 

戦兎の「もう綺麗事じゃすまされない」っていうのが、戦争に対する理想主義を一蹴するような台詞のように思えて面白かった。

ただ、やはり戦争を描くのであれば、「この街を守るために」を戦争で戦う理由としては肯定してほしくないのが個人的な意見だ。

過去の戦争で「自国を守るために」という志を持って他国に侵略したり大勢の人を傷つけたはずだ。

だからこそ、「この街」にとどまらず「世界中の人々を守るために」戦うという考えが終着点になればいいのかな、と考える。

 

ドラゴンイン クロスチャージ

龍我は「香澄との、冤罪を晴らすという誓いを果たすために戦う」と言っていたが、『平成ジェネレーションズFINAL』で龍我が見つけた理由、つまり、「信じてくれたもののために」というところに一貫性があったのがよかった。

ただがむしゃらに「冤罪晴らしたい!」と言っていただけの頃から成長した表れではなかろうか。

 

そして、スクラッシュドライバーの変身の仕方がかっこいい!

エフェクトと相俟ってすごい「ゼリー感」があったし、スーツのクリアパーツの美しさと相俟って魅力的な変身に見えた。

ただ、クローズチャージにもちょっとクローズの面影を残しておいて欲しかった気がする。

龍我が変身したときにだいぶ荒々しい性格へと変わっていたように見えたが、これから何が起こるのかが気になる。

 

 

仮面ライダービルド 変身ベルト DXスクラッシュドライバー

仮面ライダービルド 変身ベルト DXスクラッシュドライバー

 

 

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