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【感想】『仮面ライダービルド 14話』: なぜビルドは戦うのか (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2017年12月10日放送、仮面ライダービルド 14話『偽りの仮面ライダー』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。

 

 

マスター、蒸血。

戦兎は、パンドラボックスとフルボトルを奪って逃げたマスターを追いかける。

二人が人目につかない場所にたどり着くと、マスターはブラッドスタークに蒸血。

戦兎はビルドのオクトパスライトフォームに変身して、対抗。

ビルドはボルテックフィニッシュで攻撃するものの、スタークはビルドにパンドラボックスの光を浴びせ、戦兎を変身解除へと追い込む。

そしてマスターはオクトパスフルボトルとライトフルボトルを奪って去る。

 

 

マスターの蒸血が漸く見れて少し興奮してしまった。(笑)

低い声でボソッと言う幻徳の「蒸血」もかっこいいが、マスターの渋い声で言う「蒸血」もかなり良い。

ブラッドスタークの首元にあるパイプの下に何らかのボイスチェンジャーが搭載されているということでいいのかな?

 

ミスマッチ!

マスターは、パンドラボックスに必要なボトルの浄化が全て完了したことを難波会長に報告。

 

惣一「会長は、この箱を開けてどうするつもりですか?」

難波会長「中に眠っている強大なエネルギーを使って、核兵器を超える軍事兵器を作るんだ。それが我々の仕事だ。」

 

難波会長は、マスターが回収してきたフルボトルをパンドラボックスのパネルに差し込もうとする。

しかし、フルボトルは戦兎の声で「ミスマッチ!」と叫び、偽物のフルボトルにすり替えられていたことに気づく。

 

 

難波会長の目的は、核兵器を用いた軍事兵器の制作であると判明した。

しかし難波会長は、東都にその力を預けることにはこだわっていないのかな?

というか、ここでマスターが初めて会長の目的を知ったことには少し驚きであるし、マスターには会長とはまた別の動機がありそうなのでここからそれぞれの思惑がどうぶつかっていくのかが楽しみ。

 

ベストなベストマッチ

戦兎はnascitaに戻り、ブラッドスタークの正体がマスターであることを龍我と紗羽に打ち明ける。

戦兎はマスターに関して調査をするように紗羽に指示する。

 

そして戦兎は、ブラッドスタークとの戦闘時に集めたパンドラボックスの残留物質を利用して、対ブラッドスターク用のアイテムを開発すると宣言。

そのために戦兎は、パンドラボックスの成分と相性の合うベストマッチボトルを戦兎が作った発明品の装置を利用して探すように龍我に頼む。

失敗を繰り返し、漸くラビットフルボトルとタンクフルボトルが最も相性が良いことを発見。

 

 

メタ的には一様ラビットタンクフォームが仮面ライダービルドの基本フォームであるが、何故スパークリングがラビットタンクベースで作られるのかを本編でもしっかりと理由付けしてくれているのは丁寧に感じた。

例えば、『仮面ライダーW』では、サイクロンジョーカーエクストリームがなぜヒートメタルやルナトリガーではなくサイクロンジョーカーの強化フォームだったのか、という説明が本編中にはなかったため、そのもやもやは少し残ってしまった。

だからこのように強化フォームの姿の理由を説明してくれるのはオタク心的には非常に嬉しい。

 

でも、パンドラボックスと相性のいいベストマッチにラビットとタンクが選ばれたのにも何か理由があるのかな…?

戦兎という名前もラビットタンク由来であることを考えると、何かしらの設定がこれから出てきそうな気もする。

 

惣一の過去

nascitaの地下室に入れてもらえない美空は、紗羽が戻ってくるのを待ち伏せて侵入する。

慌てる戦兎は、龍我と美空がデートへ行くことを提案し、無理やり美空を追い出す。

 

一方、紗羽はマスターに関する調査を以下のように報告する:

石動惣一は10年前までは気さくで正義感の強い人だった。

しかし、火星の帰還セレモニーで無理やりパンドラボックスを開けようとして暴れた後、近くの病院へと送られた。

スカイウォールの惨劇が起きた日、セレモニーの直前にパンドラボックスが保管されていた部屋で倒れていた美空も惣一と同じ病院に搬送されていた。

入院してから美空はずっと昏睡状態であった。

一方で、惣一の方は一か月後に突如脱走し、7年後にはなぜかパンドラボックスの特別顧問に就任。

そして、ファウストがパンドラボックスのパネルを奪った際に辞めた。

ファウストはパネルを奪ったと同時に、恐らくボトルを浄化させるために美空を病院から連れ出した。

 

だがそこで二人は、なぜ惣一が美空を連れてファウストから逃げたのかという疑問にぶつかる。

 

何故浄化ができないか

オタクの格好にコスプレをした龍我と美空はデートでカラオケに行く。

そこで龍我は、美空にファウストに浄化させられたボトルについて尋ねる。

美空は、最初の何本かは浄化に協力していたが、突然浄化できなくなったのだと告白。

美空「浄化ってね、意識をすごい集中させないといけないの。始めは普通に浄化できたんだけど… それが悪いことに使われてるって知った途端、急に怖くなっちゃって…」

 

 

フルボトルの浄化が美空の意思に関係している、という描写がもう少し前からされていたらもっとよかったのかな、って思ったりする。

例えば、美空が戦兎と喧嘩しているときにフルボトルが何故か浄化できない、という描写が入ったり。

何か惜しい気がしないこともないが、似た者同士である龍我と美空の信頼関係が徐々に築かれてきているのが見えてきて、自分は二人っきりのシーンが結構好きだったりする。

 

戦兎vsマスター

マスターは戦兎に電話し、二人が初めて拾われた場所に来るように言う。

雨の中、戦兎はその場所へと向かう。

 

戦兎「俺や万丈にしてくれていたこと… 全部嘘だったのか?美空のことだって… 俺たちが過ごした時間は、すべて偽りだったのか?

惣一「全部が全部嘘ってわけじゃない。たまに感動してうるっとしたし、騙して悪いなぁと思ったよ。」

 

そして戦兎はビルドラビットタンクフォームに変身し、マスターはブラッドスタークへと変身する。

戦兎は戦っている最中、マスターから受け取った言葉を振り返ってしまい、変身解除へ追い込まれてしまう。

 

戦兎「できねぇよ。できるわけねぇだろ。今の俺を作ってくれたのはあんただ。あんたのおかげで、俺は人間らしくいられた!あんたを信じて、あんたに救われて… なのに… 倒せるわけねぇだろ!」

 

スタークは無防備な戦兎を仕留めようとするものの、龍我が登場してビートクローザーで攻撃を阻止する。

龍我はクローズに変身して、ブラッドスタークを攻撃する。

 

龍我「俺があんたを許せねぇのは、はめられたことじゃねぇ!戦兎や美空の想いを踏みにじったことだ!

 

しかし、ブラッドスタークには及ばず、龍我も変身解除へと追い込まれる。

 

 

雨の中で無音で変身する二人のシーンがとにかくかっこよすぎる!

どこか切なさもあって、戦兎の心境を示す綺麗な演出に思えた。

『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』のときから中澤監督に結構注目していたが、今回の放送も観て、中澤監督の巧妙な切なさの表現に関心してしまった。

今後間違いなく注目すべき監督さん。

 

記憶喪失の戦兎をビルドにしてくれて、家族のように接して支えてくれたのがマスター。

その人が裏切り者だと分かったら、絶対に耐えられないだろう。

それだけ戦兎にとっては影響の大きい存在だっただろうし…

 

そして、自分の冤罪を晴らすことに必死だった龍我が漸く仮面ライダーとして成長したことがうかがえる台詞が聞けてすごい嬉しかった。

やはり全てを失った(?) 今の龍我にとって戦兎と美空は、きっと家族のような存在なんだろうな、って。

 

「仮面ライダーごっこ」

惣一が美空とファウストを抜け出して、戦兎をビルドにしてスマッシュと戦わせたのは、美空にボトルを浄化させるため。

ファウストにボトルを悪用されていると知った美空が浄化を拒んだため、正義のための浄化だと信じさせることで浄化をしてもらう。

そして戦兎は、そう美空に思い込ませるためだけに存在してビルドとして戦っていたのだ。

そのようにブラッドスタークは明かす。

 

ブラッドスターク「お前は正義のヒーローを演じていたにすぎない!仮面ライダーごっこをしていただけなんだよ。

 

そう言われた戦兎は、立ち上がる。

戦兎「けど、俺たちの信じた想いは幻なんかじゃない。俺もこいつも、誰かの力になりたくて戦ってきたんだ誰かを守るために、何度も立ち上がってきたんだ。あんたがいなくても、俺には守るものがある。俺は、自分が信じる正義のためにあんたを倒す!」

 

 

自身の戦いがすべて仕組まれていたものであったのだと知ったにもかかわらず、これだけ早く立ち直れるのってやはり流石戦兎だな、って感じた。

最初からヒーローとして成熟していたし、マスターという支えがなくなって自分のそれまでの戦いが否定されても、投げ出さずに戦う。

芯が真っ直ぐな、魅力的な主人公だと思う。

 

シュワッと弾ける!

戦兎は、パンドラボックスの成分をもとに開発したラビットタンクスパークリングを取り出す。

そして、仮面ライダービルドラビットスパークリングフォームに変身。 

ブラッドスタークは巨大コブラを出現させるものの、ビルドはスパークリングフィニッシュでコブラを倒し、マスターも変身解除に追い込む。

 

 

元のラビットタンクフォームが好きだったからか、スパークリングにちょっと違和感を抱いてしまう…

とげとげしい姿、確かにかっこいいけど!

でも泡のエフェクトが少し邪魔に思えてしまったかな。

そこがどうにかなれば、ワームホールのキックの演出とかもあり、かなりかっこいいと思う。

 

惣一の「最期」 

自分の中で石動惣一は亡くなった、と戦兎は惣一に告げる。

一方で、惣一は、氷室幻徳が本当のナイトローグであることと、戦兎と龍我の成長に期待していることを伝える。

そして、パンドラボックスを置いていき、マスターは驚異的なジャンプ力を見せてその場を去る。

 

 

あのジャンプ、やはり惣一はただの人間じゃなさそう。

火星人…?

 

今回の幻徳の (戦兎への) 正体バレが割と唐突に感じてしまった。

「いいことを教えてやろう」的な唐突なバラし方が結構使われている気がするが、もっといい方法はないのかな…?

これもブラッドスタークの作戦のうちなのであればまだ納得はいくが。

 

総括

今回の放送も多少ツッコミどころはあったものの、30分間わくわくさせてくれた、これまた素晴らしい回だった。

マスターとのやり取りで切なさはあったものの、戦兎の芯の強さが再確認ができて非常に良かった。

また、龍我の成長もしっかりと見えてきて、更に龍我が好きになれた気がする。

 

ブラッドスタークの正体バレも重ねてきて、最初のパワーアップの放送としてはかなり綺麗な回だったのではないだろうか。

 

あと個人的には中澤監督の技量を見せていただき嬉しかった。

これからの活躍にも期待したい。

 

 

仮面ライダービルド バルブ回転 DXスチームブレード

仮面ライダービルド バルブ回転 DXスチームブレード

 

 

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