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【感想】『仮面ライダービルド 9話』: 戦争の始まりだ (ビルドの実験経過)

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『ビルドの実験経過』と題して、毎週仮面ライダービルドの感想や考察を書いているシリーズ。

今回は2017年10月29日放送、仮面ライダービルド 9話『プロジェクトビルドの罠』について話したいと思います。

お付き合いお願いします。

 

 

「プロジェクトビルド」とは

先週の放送で手に入れたUSBメモリを起動すると、葛城巧が高めのテンションで仮面ライダービルドを紹介する動画が再生。

 

葛城巧がビルドドライバーを作ったこと、

フルボトルがスカイウォールから噴出するネビュラガスをベースに作られていること、

そしてベストマッチが必殺技を発揮できる組み合わせであること が判明。

 

 

これまで、どういう点でベストマッチがトライアルフォームより優れているのかがはっきりと分からなかったので、今回漸く判明してよかった。

でもトライアルフォームで必殺技を使えないのなら、やっぱりベストマッチ探しって余計重要になってくるのではないのか…

 

そして、プロジェクトビルドの映像の葛城巧の発言で、「あっ」となった人は多いのではないか。

「これがビルド。『作る』『形成する』って意味の、ビルドだ。」

「以後、お見知りおきを。See you!」

この台詞、まさに『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』に出てきたビルドの台詞!

 

もしかしたら、エグゼイド44話やトゥルー・エンディングに登場したビルドは、葛城巧だったのではないか…?という疑問が浮上してくる。

だが、エグゼイドに登場したビルドはゴリラモンドを手に入れていたから、もしかしたら葛城巧が一時的にビルドドライバーで変身する展開が今後あるのか…?

声は戦兎だったし、ゲンムのライフを削ったときの「ごめーん!」がとても葛城のキャラに合ってると思えなかったので、その辺りでまだ考察の余地はあるが。

 

そしてもう一つ気になるのが、葛城の動画の撮影地がnascitaの地下っぽいこと。

もしかしたらマスターと葛城との間にもつながりはあったのか…?

 

「ハザードレベル」とは

ブラッドスタークとのやり取りでちょいちょい出てきていた、「ハザードレベル」が何であるかも今回判明。

ネビュラガスの耐久力を段階分けした数値が「ハザードレベル」である。

 

レベル1: ネビュラガスを注入された後、間も無く亡くなってしまう

レベル2: 異形の怪人スマッシュになる

レベル3: 人間の姿のままでいられる

 

そしてハザードレベル3以上でビルドドライバーに変身可能であることも判明。

 

ブラッドスタークが『5話 危ういアイデンティティ』以降、ビルドのハザードレベルの上昇の経過を観察していたのは、軍事兵器としてビルドを利用するために敢えてビルドを強化していた、という感じかな?

龍我のハザードレベルの上昇も観察している (現時点でハザードレベル2.7) ってことは、龍我も仮面ライダーに変身しそう。

 

難波重工という「第三勢力」

ファウストに投資する難波重工の会長が今回の話から登場。

幻徳とのお色気銭湯シーンが見どころですね。

会長は幻徳に、首相説得の進捗状況を伺うものの、幻徳は説得が難航していることを伝える。

 

「ファウストにどれだけ投資してやってると思ってる?ライダーシステムは世界情勢を一変させる軍事兵器だ。それとも北都や西都に流してもいいか?」

 

 

第三勢力 (と現時点で呼んでいいかはまだ分からないが) がこんなタイミングで登場するとは思わず、少し驚いた。

難波重工が実際に北都や西都にライダーシステムを流してたら対立関係が複雑化するし、戦争を商売に利用しようとする勢力、のような立ち位置としてかき乱してくれるのも面白いと思う。

 

龍我と美空のデート

龍我は、外に出たくても出られない美空をデートに誘う。

そして龍我はヤンキー高校生、そして美空は地味眼鏡高校生に変装して出掛ける。

(龍我、毎週コスプレさせられてるな。笑)

ショッピングしに行ったり、スイーツを食べに行ったり、バッティングセンターへ行ったり… とにかく二人が普段できないことを楽しむ。

 

そして美空は龍我に自信の過去について明かす:彼女はスカイウォールの惨劇の日に気を失い、それ以降7年間ずっと昏睡状態だった。

だから美空は実は普通の女の子にずっと憧れていた。

 

しかしその話の最中にナイトローグがやってきて、美空たちに攻撃を仕掛ける。

そこにブラッドスタークがやってきて、美空を襲おうとするナイトローグを阻止する。

「俺に内緒で勝手な真似をするなよ。」

 

 

美空が9話にして初めて外に出たことが何より感慨深かった。

「普通の女の子」として恋人を作ったり気ままに出かけたりできないのはきっと美空にとっては相当の重荷だろう。

そして、追われている身として龍我と美空が互いに共感している姿はただただ悲惨だ。

だからこそ互いに助け合っていってほしいし、いいカップルになるのではないかな、と純粋に感じた。

 

仮面ライダーシリーズの恋愛は中途半端に描かれるケースが多く唐突に思える恋愛関係もあるが、脚本家の武藤氏が龍我と美空の関係をどう扱うかは大きな見どころの一つになりそう。

しっかりと惹かれ合う描写も入れているし、今のところ非常に好印象な描き方である。

特撮キャラ間の恋愛に割とセンシティブなファンは多いので、まだまだ先が見えない現時点での推測ばかりで語りたくはないが…

 

それにしても、やはり美空がなぜファウストにあれほど狙われているのにも関わらず平然とネットアイドルをしているのか、どうしても腑に落ちない。

この辺の説明がされるといいけど。

 

 

科学技術の利用

 龍我は、葛城巧がネビュラガスの人体実験でライダーシステムの資格者を探していたことに怒る。

一方で戦兎は、ネビュラガスの副作用を無視して人体実験に踏み切ったことは問題視するものの、科学の発展という観点では葛城の発明を評価する。

 

龍我「そいつは多くの犠牲者を出したんだぞ!仮面ライダーだってマスターがパクんなきゃただの殺人兵器だったかもしれないだろ!」

戦兎「科学を軍事利用しようとするのは周囲の思惑だ!科学者の責任じゃない。」

 

美空は、ファウストのためにボトルを浄化させられていたため父に救われた後も浄化能力を使うことを恐れた。

しかし彼女は、彼女の力のおかげでたくさんの人の明日が作れるのだ、という戦兎の言葉に救われた。

そして龍我のドラゴンも、龍我の道しるべになるようなアイテムにしたいという想いで戦兎が作った。

そのような話を美空は龍我にする。

 

美空「戦兎は科学の力を信じてる。だからこそ葛城巧を責めるんじゃなくて、それが正しいことに使われなかった現実を何とかしたい。そう思ったんじゃない?」

 

 

このテーマについては、『仮面ライダーW』でも掘り下げられていたので、以前書いた記事から引用したい。

bakusou009.hatenablog.com

 

『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』の仮面ライダーW編『ビギンズナイト』で、仮面ライダーWの誕生の秘密が語られた。

Wの第1話の一年前。

鳴海壮吉(おやっさん)と翔太郎は、「運命の子」を救出してほしい、という依頼を成し遂げるためにミュージアム関連のあるビルに潜入する。

(中略)

マスカレード・ドーパントの軍団に囲まれた壮吉は仮面ライダースカルに変身して戦うが、目当ての少年を見つけた翔太郎は、壮吉に認められたいがために命令を無視して少年を追いかける。

翔太郎は少年と話し、少年がそのビルの中でガイアメモリを作らされていたことを知り、フィリップのことを「悪魔」と呼ぶ。

拳銃を作ってる工場の人間は犯罪者か?

そう問いかける少年に対して、翔太郎は戸惑う。

私はこの台詞が個人的にとても好きで、後に相棒となる少年フィリップが翔太郎に問いかけたことにとても意味があると考えている。

結局この問いかけに対してWが提示する答えは、フィリップの言う通りNOであり、拳銃を使って悪事をする人間が悪である。

というのは、直前に壮吉がスカルメモリを使って悪と戦っている場面を見て分かる通り、ガイアメモリ(拳銃)のユーザー側がその力をどう使うかによって善にもなり得るし悪にもなり得る

 

仮面ライダービルドでは、似たようなメッセージ性を今度は「科学技術の利用」という観点から提示。

結局、科学技術が善となるか悪となるかはユーザー側の使い方に依拠していて、科学技術そのものが善かったり悪かったりするわけではない

 

「天才科学者」を主人公に据えている作品だからこそ、主人公の口からこのような台詞が発されたことに意味があると思うし、戦兎が龍我にしっかりと反論してくれて純粋に嬉しかった。

 

パンドラボックスの略奪

幻徳は難波重工のことで焦り、研究所からパンドラボックスを奪うことを決意。

それが戦争の火種になり、父が否応なしに幻徳の言い分を受け入れると考える。

 

一方で、研究所に徹夜で籠っていた戦兎は、同僚の桑田が怪しげな行動をしているのを発見し尾行するが、彼が研究所内で催眠ガスを巻いているのを見つける。

そんな桑田はフルボトルを自身に振りかけ、スマッシュへと変身する。

 

桑田のスマッシュ体とビルドは研究所の外へと出て戦い、ビルドは無事スマッシュを倒す。

しかし、それがビルドを研究所から遠ざけるためのファウスト側の作戦であり、もう一人の同僚の河合がその隙に研究所でセキュリティロックを解除したことを明かす。

そしてブラッドスタークがパンドラボックスを奪いに向かう。

 

 

漸くビルドの物語の方向性が見えてきた気がする。

東都vs北都vs西都の本格的な戦争が始まるのか。

それにしても、常にビルドがファウスト側の思惑通りに動いている感じがして、恐ろしくなってしまう。

その分、ビルド側がリードした時のカタルシスはすごくなると思うのでそれも楽しみだ。

 

たてがみサイクロン!

掃除機を初めて見たときの衝撃はすごかったが、ライオンクリーナーの配色がベストマッチすぎて惚れた。

相変わらず掃除機の腕だけは受け付けないが。笑

 

ライオンクリーナーのボルテックフィニッシュにいつものグラフが出てこなかったのは、予算不足からだろうか?

 

二つの疑惑

そして本編最後に来週へのひきとして、二つの疑惑が提示される。

一つ目は、ジャーナリストの滝川が難波重工にビルドの情報を流していること。

そして二つ目は、葛城巧がまだ生きていること。

 

滝川に関しては、OPにいないことは確かに不思議に思っていたが疑わしき点がそれまでほぼなかったため、この展開は不意打ちで衝撃を受けた。

ファウスト側ではないものの、難波重工という第三者に情報を流していたのだとすると、今後ビルドに敵対する可能性もある。

本当に戦兎の周りが敵だらけに思えるし、だからこそ今後、戦兎と龍我のベストマッチに期待ができるのかもしれない。

 

一方で、後者の疑惑の提示の仕方がただただ雑に感じた。

「最後に教えてあげよう」と言って敵側がちょい出しで教えていくやり方は何度もあったし、次週へのひきを用意したいがための演出に思えてしまう。

ブラッドスタークが情報を与えるならキャラ的にまだ分かるが、桑田がこのような暴露をしたのは唐突すぎて無理矢理感が凄いと感じてしまった。

 

そんなことは言いつつもどちらの疑惑にもすごい興味はあるので、今後どう繋げていくのか楽しみである。

 

総括

今回の話は全体的にツッコミどころが少なく、且つ色々な情報が詰め込まれた回に感じた。

これまでのビルドの話の中では一番好きかもしれない。

 

とうとうビルドの話も本格的に動き出す気配があるため、1クール目をどのように〆るのかは本当に楽しみだ。

来週放送がないのが悔やまれる…

 

そろそろ万丈くんも変身するかな?

 

 

 

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